内容説明
正式な婚約を交わし甘い時間を過ごす由弦と愛理沙。
六月中旬に開催される学園祭で由弦たちのクラスはコスプレ衣装で和風喫茶を開くことに決まる。
学園祭当日、女の子たちと楽しそうに話す由弦の姿に少しずつ不安と嫉妬心を募らせる愛理沙。すると愛理沙は由弦に振り向いてもらうためにゲリラミスコンにチャイナドレス姿で出場する。そして由弦から「惚れなおした」と言われ、そのまま学園祭を一緒に回り楽しい時間を過ごす。
そんな二人の前に芽衣、彩弓、佐竹雄二が現れ、それぞれの婚約関係と家柄の話になり……。
ニヤニヤ必至の焦れ焦れ甘々ラブストーリー、第五幕です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
オセロ
34
Kindle Unlimitedにて。 完結したとのことで久しぶりに読みました。内容を殆ど覚えてなかったので最初は苦労しましたが、最初の話が学園祭だったので入り込みやすかったです。それにしても内容が甘い…甘すぎる。そして愛理沙がエロい笑2024/03/07
よっち
28
正式な婚約を交わして甘い時間を過ごす由弦と愛理沙。六月中旬に開催する学園祭で、由弦たちはコスプレ衣装で和風喫茶を開くことを決定する第五弾。思い出の場所でのデートふたたび、学園祭の準備での由弦に不安と嫉妬心を募らせた愛理沙の決意、学園祭当日の甘い自由時間、幸せ太りな二人のダイエット、仲の良い友人たちと行く海水浴やバーベキューなど、何かもう婚約して土台が盤石になったせいか、お互いベタ惚れで隙あらばイチャイチャしているのに、それでも時折嫉妬する愛理沙のバカップルっぷりが炸裂する二人の関係性が突き抜けていました。2022/09/01
わたー
26
★★★★★あ…あすなろ抱きだあああああああ。出会ってから一年が経過し、歩みは遅くとも順調に関係を進展させていく二人。数々のイベントを利用して、隙あればイチャイチャしている姿が描かれる5巻。相変わらず糖度高めの展開だったが、直近で読んだ作品で受けた心の傷を癒すのには最適解だった。自分の欲求を満たすために慣れない誘惑をして、結局最後にはやりこめられてしまう愛理沙がとにかく可愛くてよかった。ラストは若干、不穏な「価値観の違い」が提示されたが、それをダシにまたイチャコラするんですよねわかります。2022/10/04
真白優樹
14
文化祭を前に愛理沙のむっつりと独占欲が開花する中、まだ作ってもいない二人の子供を巡り、常識のずれが顕在化する今巻。―――世界が違えば常識も違う、それは当たり前だけれどわからぬ事。 キスと言う一線を超えたからか、愛理沙のアタックがどんどんと加速し加速度的に甘さが増していく中、子供の結婚という上流階級だからこその考え方がズレを出してくる巻であり、甘さの中に少しだけ言い知れぬ苦みが出てくる巻である。政略か恋愛か。どちらが悪いとも一概に言えぬその問題に、二人はどんな答えを出すのか。 次巻も勿論楽しみである。2022/09/07
リク@ぼっち党員
14
好きな人に求められたいというのは当たり前の欲求。まあそれを差し引いても愛理沙がむっつりなのは間違いないけど(笑)。好きの気持ちが膨らみ続ける第五巻。愛理沙がかなり大胆になってきた。由弦が少し押され気味なレベルってすごいな。でも男の子としてここまで求めて貰えるってとても嬉しいし、光栄だろうね。それが好きな相手なら尚更。でも一緒の時間が増えるということは、価値観の差も表に出てくるということ。そしてそれは仲を歪める最たる理由。この危機を二人はどう乗り越えていくのか。2022/09/04