内容説明
ハロウィンでコスプレしたり、修学旅行でキスしたり、と今まで以上に関係性を進展させた由弦と愛理沙。
クリスマスでは一泊二日の遊園地デートでアトラクションを楽しんだり、イルミネーションを観たり、大晦日には一緒に年越し蕎麦を作ったり、新年の初詣には一緒にお参りするなど、甘く楽しいひと時を過ごしていく。
そして翌月のバレンタインデー。由弦が愛理沙の手作りチョコを期待して待っていると、学校の下駄箱に可愛いリボンで飾りつけされた箱が入っていて……。
ニヤニヤ必至の焦れ焦れ甘々ラブストーリー、第七幕です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
36
二人にとって二度目のクリスマス。お互いの想いを確かめるように濃密な時間を重ねてゆく二人の姿を描いた第七弾。クリスマスでは一泊二日の遊園地デートでアトラクションを楽しんだり、イルミネーションを観たり、大晦日には一緒に年越し蕎麦を作ったり、新年の初詣には一緒にお参りしたり、まさかのバレンタインだったり、甘く楽しいひと時を過ごす二人。些細なことにやきもきしたり、時々やらかしてしまう愛理沙が可愛いですけど、苦笑いする由弦もそんな彼女が愛しいんでしょうね。かけがえのない存在になりつつある二人のこれからが楽しみです。2023/06/01
オセロ
33
年の暮れから始まり、年明け、バレンタインにホワイトデー。相も変わらず甘い日々を過ごす中で避けては通れない受験に向けて由弦は一人暮らしをやめて実家へと戻ることを決め、愛理沙も由弦の実家のお世話になることに。そして遂に2人は本当の意味で結ばれて…。次巻で完結を迎えるとのことですが、どのような結末になるのか楽しみです。2024/03/07
わたー
20
★★★★☆大きな障害はあらかた片付いてしまったので、シリーズ完結のための道筋を整えているような感じ。クリスマス、年末年始、バレンタインデーと季節のイベントをこなしながら、そりゃあ最後はそこまで致すよねと。納得感しかなかった。2024/03/07
真白優樹
16
価値観をすり合わせ絆をより固くし、クリスマスからバレンタインまでの時期を過ごす今巻。―――踏み出す最後、それはごく自然に大胆に。 既に立ち入れる者はなく、婚約者として盤石な絆を獲得した二人が受験生の季節を前にいちゃいちゃする巻であり、夫婦になるまでの最後の助走段階が繰り広げられる巻である。最後の季節の前により深まっていく思いは何処へ進むのか。いよいよ最終巻となる次巻では、どんな大団円が待っているのだろうか。その最後に待っている景色を、今から楽しみにしていきたい次第である。 次巻も勿論楽しみである。2023/06/10
ひぃす
11
受験の話が出てきて、「そういえば、この子達、高校生だったんだっけ」と妙な感慨に浸ってました。頭の中では完全に大学生の話と認識してたんですよね。さて、本巻の内容的には、あとがきでも触れられている通り、まさに「結婚への準備」という感じですね。前巻までで価値観のすり合わせが(ある程度)終わり、外堀内堀埋めていくふたり。次巻が最終巻とのことですが、本作なら無茶などんでん返しもないでしょうから、ゆったり待ちたいと思います。2023/06/10