内容説明
チェス大会での侵入者騒ぎをよそに、第二王子のお披露目のため学園祭は強行……そんな状況を不審に思いつつ、モニカは悪役令嬢や〈結界の魔術師〉と護衛計画を詰めていく。
しかし準備は万端かに思われた当日の朝、七賢人〈深淵の呪術師〉から学園に呪具が紛れ込んだと報せが舞い込む!
殿下の護衛、呪具の回収、正体の秘匿――モニカにとって最初で最後の学園祭を無事に乗り切ることはできるのか!?
魔女最大の危機に協力者が集結する、極秘任務・第四幕!
【シリーズ続々重版、魔女ファンタジーの新定番! WEB版から大量加筆で、怒涛の学園祭編が開幕!】
※本作品の電子版には本編終了後にカドカワBOOKS『異世界ウォーキング ~エレージア王国編~ 』(著:あるくひと)のお試し版が収録されています。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
南北
100
シリーズ4作目。冒頭でモニカが数字にのめり込んでいくきっかけが泣ける。そして第二王子のお披露目のためでもある学園祭が行われる。王子の護衛をしつつ、学園祭に持ち込まれた呪具の回収をしたり、自身の魔術師としての能力は極力見せないようにしなければならないなどモニカにとっては難しいミッションが続く。以前なら無理だと言っていたことも生徒会役員として何とかこなそうとしているところは成長してきたと思う。魔術師としてのモニカの能力の一端が垣間見えるシーンもあり、満足できる1冊だった。2023/01/01
オセロ
96
面白かった〜! 学園祭編ということで、今回もボリューム満点。その中でも印象的だったのはやはりモニカに好意を寄せる彼らの動きでしょうか。全く違うアプローチですが、モニカの自意識が低過ぎてどちらの好意が殆ど伝わっていないのが焦れったいけれど、それも含めて面白いんですよね。そんなモニカに妬みの目を向ける彼女がどう動くのか、そして帝国の目的が意味するものとは何なのか。続きも楽しみです!2025/08/12
こも 旧柏バカ一代
74
学園祭が開催されて沈黙の魔女は実行員として奔走する。そんな彼女の前に不審者が、、紫色の髪にピンク色の目。七賢人の1人の呪術師レイ・オルブライト。キラキラしている学園の陽の気にシオシオにされて苦しんでいるところにモニカが話しかけて、、呪術具が学園に紛れていると。。それを付けていたのが演劇のヒロインだったが其処に助けに入るのがノートン家の悪役令嬢!モニカをイジメるフリをしながらしっかりサポートして呪術具を回収したが。呪術はヒロインにしっかり残っており主役の代役になったグレンに攻撃魔法をぶち込む。グレンピンチ!2022/08/11
サンゴ
67
匂わせがすごい。何が起きるのだろう2023/10/06
すがはら
64
王子、やっぱり身代わりなのかな。そう思わせておいて実は…となる可能性がまだあると信じたいです。人との交流が増えたことで他人の身を案じる心が芽生え、そのために隙が生じてしまったモニカ。今回は敵にまんまと逃走されたけど、仲間が出来たことで強くなって次はしっかり仕留めて欲しいものです。学園祭では悪役的振る舞いにこだわる伯爵家の皆様が素敵でした。もっと登場してもらいたいです。2022/10/20
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