講談社文庫<br> 異邦の使者 南天の神々

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講談社文庫
異邦の使者 南天の神々

  • ISBN:9784065279670

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内容説明

天下320年、安寧のときを迎えた天下四国に南異境から難民が流入する。
マヤ国から逃げてきたしょうねんが飛牙を見て「お父さん!」と。
少年時代に南異境に逃れていた飛牙に隠し子が!?
冷ややかな目を向ける裏雲とともに、飛牙は南異境に調査二行くことに。
『天空の翼 地上の星』に書かれなかった、飛牙が少年王からすれっからしになりながら生き延びた日々を描く外伝。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あっか

53
天下四国シリーズ最新作。前作で綺麗にシリーズ完結したと思い込んでたけど、まだ読めるんだ!😆天下四国を巡り徐国問題&裏雲問題を解決した後の物語で、何年も経った後の外伝を挟んだ後なので、第二章的な立ち位置かもしれない。天下四国を飛び出し南異郷が舞台。インドのような雰囲気で、五感にまで伝わってくるような空気感が楽しいです。船旅に出た2人、また旅が続きそう♪甜湘や子ども達のために、たまには帰ってあげてー!笑 飛牙の家族といる姿も読んでみたいです^^2022/07/03

よっち

34
天下三百二十年、安寧の時代を迎える四国。徐国に立ち寄った飛牙は、南異境のマニ帝国からきたクワール族の少年に助けを乞われ、かつての恩に報いるため裏雲と共に南異境へ旅立つ外伝。徐国滅亡時に山を超えて逃れた飛牙が六年の時を過ごした南異境の地。宮殿で皇太子毒殺未遂事件が起こり、その嫌疑がかけられているかつての旧知で妃のダーシャ。当たり前のように付いてくる裏雲も微笑ましかったですけど、上手く伝わらなかっただけの絡まったそれぞれの想いを、天に愛される飛牙が解きほぐしてゆく展開はなかなか良かったです。他の異境編も期待。2022/08/17

イシカミハサミ

11
外伝中の外伝だった。 こんなに外伝なことがあるんだというくらい。 あまり事前の知識を入れたくなくて 裏表紙とかを読まないことも多いのだけれど、 たまにこういうことになる。 キャラクターたちは魅力ある面々がそろっているのだけれど、 みんな初めましてだからあまり移入できなかった。 この物語のハッピーエンドを素直に受け入れるには、 皇帝の背景があまりに足りなかった。2023/04/25

capital

11
読む前に…これはいつの話なんだろ?全部が終わってから?始まる前?2022/06/15

みどり

10
完結したはずが、微妙に続いている。 外伝・未来編となるのか、さらに、二人の冒険が続くのかはまだ不明。 天下(てんげ)の外にも「蝶」がいる、神の名を冠した人ではなく、神様に本当に愛されているヒガなんだな~と感心してしまった。2022/08/07

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