内容説明
天下四国は、天が王を定める東西南北の四つの国。元は南方徐国の王だった放浪者の飛牙は、最北の駕国へ足を踏み入れた。ところが鎖国状態を貫く駕では宰相の汀柳簡が権勢を誇っており、国王は傀儡と化し、国の守り手である天令・思思は鎖に繋がれていた。飛牙の相棒で落ちこぼれの天令・那兪は、同胞を救うために王城へ忍び込む。一方、宰相に目をつけられた飛牙も国難に巻き込まれ……。シリーズ第四弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ミュポトワ@猫mode
54
天下四国シリーズ 4巻目読了しました。X文庫で書かれたのはここまでって噂を耳にしましたが、講談社文庫はまだ1巻残ってるから楽しみ。この巻で天下四国全部回ったことになるので、ここで終わっててもいいのかもしれないですが、どんな話になるのかな?っで、この巻は天についても色々と触れてきましたね。最終巻ではその当たりの深堀もさせるのでしょうか?あと宇春の顔の挿絵って今までないよね。少女がねずみ食ってるって文章があったので、どんな顔してるのか気になりました。次が最後だからその辺も見せてくれると嬉しいかも♪2020/09/14
dorimusi
21
個人的には寒さは着込めばいいけど、熱いのは耐えられないので暑いより寒い方がマシなんだけど、限界を超えた寒さは活力を奪うよね。だからか、全体的に暗い。人も街も空気も暗い。そして敵が爺さん。華のない話だった。 そしてもはやシリーズの特徴というか作者の特徴なのかもだけど、敵の最後があっさり。300年の妄執を感じさせないあっさりさ。淡泊じゃね?とか思っちゃう。 とりあえず次が最後なので読もう。2022/04/27
DONA
17
最終巻かと思ったら違うのか?これで終わりでも良いかもしれないとは思う。今回最大の悪役さんがかなりあっさりと退いたのには驚かされました。それまでの脅しが強すぎて、どんな風に退治するのかと思ったら、え!終わり?って感じでした。物足りなさがありました。2025/07/05
flower0824_
16
シリーズ4作目。裏雲、飛牙、那兪は、それぞれ別ルートで駕国へ向かう。鎖国により謎に包まれた北の国では、呪術を操る老獪な宰相が力を持っていた。今まで読んだ中村ふみさんの作品にバッドエンドはないので、途中どんなに危ないシーンでも安心して読めた。幼少期の寿白と悧諒のエピソードも良かった!2022/01/05
イシカミハサミ
15
物語も佳境に入ってきて、 収束の気配。 かなりハッピーエンドの空気感を含んできて、 普通、小説ってこういうものだよなあ、と実感。 いやあ。十二国記は偉大です。 すべてを明らかにもせず、 モヤモヤした余韻を残しながらあれだけ読ませてくれる。 あちらが凄すぎるだけで、 こちらも十分面白いです。2021/02/27
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