講談社文庫<br> 雪の王 光の剣

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講談社文庫
雪の王 光の剣

  • ISBN:9784065197158

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内容説明

天下四国は、天が王を定める東西南北の四つの国。元は南方徐国の王だった放浪者の飛牙は、最北の駕国へ足を踏み入れた。ところが鎖国状態を貫く駕では宰相の汀柳簡が権勢を誇っており、国王は傀儡と化し、国の守り手である天令・思思は鎖に繋がれていた。飛牙の相棒で落ちこぼれの天令・那兪は、同胞を救うために王城へ忍び込む。一方、宰相に目をつけられた飛牙も国難に巻き込まれ……。シリーズ第四弾!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ミュポトワ@猫mode

53
天下四国シリーズ 4巻目読了しました。X文庫で書かれたのはここまでって噂を耳にしましたが、講談社文庫はまだ1巻残ってるから楽しみ。この巻で天下四国全部回ったことになるので、ここで終わっててもいいのかもしれないですが、どんな話になるのかな?っで、この巻は天についても色々と触れてきましたね。最終巻ではその当たりの深堀もさせるのでしょうか?あと宇春の顔の挿絵って今までないよね。少女がねずみ食ってるって文章があったので、どんな顔してるのか気になりました。次が最後だからその辺も見せてくれると嬉しいかも♪2020/09/14

dorimusi

19
個人的には寒さは着込めばいいけど、熱いのは耐えられないので暑いより寒い方がマシなんだけど、限界を超えた寒さは活力を奪うよね。だからか、全体的に暗い。人も街も空気も暗い。そして敵が爺さん。華のない話だった。 そしてもはやシリーズの特徴というか作者の特徴なのかもだけど、敵の最後があっさり。300年の妄執を感じさせないあっさりさ。淡泊じゃね?とか思っちゃう。 とりあえず次が最後なので読もう。2022/04/27

こっこ

16
 シリーズ4作目、主人公の天下四国巡り最終国の駕国でのお話。極寒の国の膿みや病みを主人公一行がどのように解決するのか。さすがに今回ばかりは無理では、と読みすすめていましたが、最後は、なるほどそういう展開になったかと。次巻で、旧友・天令の問題も万事解決できることを期待。2021/01/30

flower0824_

15
シリーズ4作目。裏雲、飛牙、那兪は、それぞれ別ルートで駕国へ向かう。鎖国により謎に包まれた北の国では、呪術を操る老獪な宰相が力を持っていた。今まで読んだ中村ふみさんの作品にバッドエンドはないので、途中どんなに危ないシーンでも安心して読めた。幼少期の寿白と悧諒のエピソードも良かった!2022/01/05

イシカミハサミ

14
物語も佳境に入ってきて、 収束の気配。 かなりハッピーエンドの空気感を含んできて、 普通、小説ってこういうものだよなあ、と実感。 いやあ。十二国記は偉大です。 すべてを明らかにもせず、 モヤモヤした余韻を残しながらあれだけ読ませてくれる。 あちらが凄すぎるだけで、 こちらも十分面白いです。2021/02/27

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