内容説明
赤眼の憑きもの落とし・浮雲。絵師の卵・八十八。大ヒットシリーズ『心霊探偵八雲』のルーツを描く、幕末ミステリー。赤眼の憑きもの落とし・浮雲と絵師の卵・八十八のもとには、今日も怪異にまつわる不可思議な事件が舞い込んでくる。八十八が好意を寄せる伊織が、武家に嫁ぐことになった。想いを押し殺して彼女の縁談を祝福する八十八だが、その頃から伊織が雀の群れに襲われる心霊現象に悩まされるようになる――(コトリの理)。小間物屋のせがれが、夜な夜な怨霊を祀る神社へ通っている。相談を受けた浮雲は、別の心霊事件との接点を見出し――(御霊の理)。遊女を襲い、その血で絵を描こうとしたという絵師。常軌を逸した男が次に狙うのは!?――(血縁の理)。
目次
御霊の理
コトリの理
血縁の理
あとがき
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
悠
20
面白かった❢ 新章(旅情編)が出ているらしく気になっています。浮雲さんのこれからが気になってしょうがない…んーーどうしよう(笑) 2023/10/04
terukravitz
6
図書館本★★★☆☆2022/04/06
みどり
6
浮雲の思わぬ出自が!! 最初から「ワケアリ」だとは思ったけれど、そんな出自だとは!!と言う感じ。 刮目せよ、しかして待て!!だわぁ。2022/03/19
小春日和は秋
5
シリーズ6作目、八十八はやっぱり少しイライラします。が、伊織とのことは良かったです。次からは浮雲「旅情編」ということで、こちらも楽しみです。2023/10/31
あいちょ。
5
図書館。 再読。 浮雲6作目。 2023/03/04