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内容説明
少女達のディストピア青春譜、堂々完結!!
「それでも、私たちは生きてゆく。」
『母艦』爆発後の世界「8・32」で目を覚ました、
門出の父・ノブオ。『母艦』が東京上空を覆った
「8・31」以降、行方不明になっていた彼が
目にする現実とは!? そして、選択する未来は――!?
浅野いにおが8年間描き続けた、少女達のディストピア青春譜。
極限の完結巻。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゼロ
79
少女達のディストピア青春譜、完結。前巻で母艦の大爆発により世界が一変してしまった。門出や凰蘭はどうなったのか?の詳細は一切描かれなかった。代わりに門出パパが東京に戻るため荒廃した世界を冒険するのだった。パパが別の平行世界へ飛び、新しい人生をやり直し、物語は閉じることになった。最終話は爽やかであったし、100話が001話になるのも面白い。この物語はループの物語であるからだ。二人をアナグラムするとドラえもん。売れないSFを書き切ったことを称賛すべきで、細かい点は目を瞑ろう。氏の作品の中ではキャッチな作品でした2024/03/23
りんご
33
無事完結。あとアニメ化が決定しているそうで、おめでとうございます。「少女たちのディストピア青春譚」まさにそれだ!中高生の時はとにかく生きづらかった、でも仲間といたら最強感もあった。それは周りが見えないから、人の迷惑なんて知らないからこそだったと思う。大人が眉を顰めるような最強。おんたんと門出は絶対なのです。スコシフシギ系の話は終わりが見えると逆に悲しくなってくる。ずっとフシギのまま、ずっと私を困惑させててくれてもいいのに、作品である以上そうはいかないね。12巻すべて表紙がエモい。2022/06/30
ちぇけら
16
にんげんはくそやばいから地球もくそやばい。だいたい最初に仲間を作ったやつが敵を生んだ張本人なのだ。だから味方もいつしか敵になって草。日本人は皆平和ボケだしネ申はオワコン。タヒねって言われたからリスカしただけなのに血が流れてうざいんだけどてか今日から夏休み?私には正義はなくても大切なひとがいてそのひとがいるってことが世界の必要十分条件なのです。「私はあなたの絶対なの。」そのおもいが人類を滅亡させたとしてもあなたがいない世界よりマシ。っていうかあなただけでも生きていてほしいのですよはにゃはにゃフワ〜〜〜ッ!!2022/04/04
小鈴
12
ついに最終巻!お疲れさまでした!。世界は平和になった。いそべやんの存在しない世界だけど。個人的にはあの父親がストーリーテラーとして参戦し、そして消えていく(もう一つの世界ではアル中になって紙面に出てこないw)のがよいと思った。日本の父親っぽい父親ですよね。世界が巧く回っているなら父親は不在でいいのだ(笑)。浅野いにおらしい父性でした。 2022/04/16
ちゃんぐ
11
娘に激推しされて映画観て大人買い。一番尊いのは友情で、恋愛や結婚という制度はその延長線上にあるもの。「侵略者」と呼ばれる異物が虐殺されまくっているのだけれど、人類の次の進化は「暴力」という概念も手段も持たない種族なのでは?という問いかけ。世界線を移動する物語ではあるものの、DNAの目的(種の保存と進化)に対するアンチ・テーゼ(全てはすでに存在している)として非常に興味深い。ニッポンの漫画家ゴイスー。2021年小学館漫画賞、2022年文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞受賞。2024/04/07