内容説明
浅草瓦町の蔵宿・大野屋に雇われていた対談方(用心棒)の猪之助が、何者かに突き殺された。三月ほど前にも対談方の牢人が、刀のようなもので一突きにされた矢先の出来事だった。隠密同心の長月隼人は、奉行から事件の探索を命じられるが、目付方にも探索の動きが――。何者かに脅されているのか、口を閉ざす蔵宿の主たち。そして下手人を必死に追う隼人たちの前に、恐るべき剣客たちが姿を現す。果たして隼人は強敵に打ち勝つことができるのか。大好評書き下ろし時代長篇。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あかんべ
3
せっかく蔵宿師、対談方などおもしろそうな役柄の対立を基になる設定なのに、ただの恐喝事件に終わってしまった感じ。事件の基である恐喝内容が語られてなく、張り込み、塒を探ったり一味の割り出しなどに大きくページが割かれ過ぎ。2013/03/15
壱分銀知恵
1
このシリーズは安定的に楽しめる。いつもの やっとう もさながら、下っ引の活躍やハラハラした所があったりと嬉しい。新たな仲間になりそうな、お人も出て来て…仲間になって欲しい黒江氏!2013/03/11
翠嵐
0
借本。助っ人(?)の黒江、中々の腕ですから、今後も出てくるのかな??2014/03/07
myunclek
0
時代物の王道。正義が勝つ。分かってはいるけど、やっぱスカッとしますね。2013/04/26