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内容説明
儲けた株の大暴落と小児麻痺罹病で陥った、どん底生活。釜ケ崎での、その日暮し。占い商売でみた客の、数奇な人生。キャバレー勤めで見聞した、ホステスの哀歓――社会の底辺にいて、その生存を脅かされる人々と生活をともにしながら、小説家をめざす強固な意志と執念で、苦境を脱出した著者の、苦難時代の体験記である。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ROOM 237
17
絶版古本末端価格3万ゆえに一生読めん…と思いきやKindleアンリミに!この飛田遊郭育ちの著者は悪ノリで腐った肉食べて全身麻痺になり、その後の西成ドヤ宿暮らしで出会った逸材を語るのだが面白過ぎてずっと読んでいたい。男女の話が多くそういう肉感的な話が好きではない自分でも大丈夫な方向で良かった、やはり大阪人だからか後日譚とかオチがしっかり面白くて頼もしい。パチンコ仙人に拾い屋にデンスケ賭博と穏やかではないが魅力的な話が延々と続き、西成が日本一のゲットーたる所以は生存競争が無いという冷静な考察に頷く。2023/05/22
鷹ぼん
3
初読は昭和51年か。エライ本と出会ってしまった。中学生だった俺。「サイコロ振って、出た目の人生を歩めばよろし!」な考えだったか、「我が意を得たり」な一冊だった。作者の病院での日々や、出会った変わった人たち、最底辺社会での体験やキャバレー勤めで見た女たちの世界などが、その後の作品に大きな影響を与えたのは言うまでもなく、「これはあの作品のあの人のこと?」な人物も登場し、本作の世界に親近感すら覚える。この本の「功績」として忘れてはならないのが、電気マッサージ器の正しい使用法(笑)。使い方は、まあウフフ(笑)。2026/01/05




