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内容説明
「あの日の話の続きをしましょう」
資産家殺人事件の重要参考人とみられる謎の人物・「ツチヤチュウジ」との接点を疑われ、
伊賀崎交番所長は、監察課からの呼び出しを受ける。
20年前の奥岡島事件で異例の長期間、内偵捜査に徹していた伊賀崎は、
はたして今も反社組織と繋がっているのか。
因縁絡まり合う物語は、伊賀崎のいた「情報収集班」に解散が言い渡された、あの日に巻き戻されるーー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
こら
38
まるまる1巻伊賀崎所長編! 伊賀崎所長は当初サボりの達人としてのギャグ要員だった筈が、ここ数巻で元潜入捜査官の「凄み」がちらちら出ていたので、納得の流れでした。 所長も当初から過去が設定されていたのか分からないが、ピースがカチッと嵌るのは快感!伏線の回収というか、ここがあそこに繫がる深堀りがホントに上手いなぁ。如月部長の恋心は、胸がキュッと締め付けられる。彼には過去もひっくるめて、本心から幸せになって欲しい。2022/03/06
ツキノ
21
ありがたき借本、最新刊。丸ごと一冊「伊ケ崎警部補の胸襟」シリーズ。交番所長、潜入捜査官という過去から対象組織との繋がりが疑われている。巡り合わせを味方につけられる「持ってる」人間、それが源。20年前の内偵捜査。虎松の人たらし(詐欺師)ぶりが凄い。立てこもりで現場臨場した町山署員一名が意識不明の重体。これ、連載中に文字だけ見て「いったい誰だ?」と思い「山田?」とか思ったんだった。山田と藤、源と川合の会話がいい。2022/03/01
ブレーメン
17
今巻は全編『伊賀崎交番所長の胸襟』編。伊賀崎所長は自分の事をただサボりたいだけ,とか仕事したくないから,とか言うけどそれって凄い事。だって仕事って警察だもん。仕事をする時=事件があった時な訳だからアンテナ張りまくって未然に防ぐ事を徹底している訳でしょう?超優秀最高警官じゃん。不穏な所がある人物かと思ってたけどそんなんじゃなくてガラッと見方が変わった巻だった。つづく2022/02/25
JACK
17
☆ いつもの警察コメディとは違い、この巻はシリアスな展開。立て篭もり事件での生死を分ける展開は、読んでいて胸が苦しくなるほどの臨場感でした。死ぬかもしれない現場に誰を送り込むのか。自分が命懸けで立ち向かうよりも部下に命を懸けさせるほうが何倍も重い。そして、死を意識したとき、最後に話したい人は誰か。色々と考えさせられる展開でした。傑作。オススメです。2022/02/22
わたー
15
★★★★★また一気にシリアスに。過去から連綿と続いている負の因果を、若い世代の頑張りで解決する図式自体は好きだが、こうも立て続けだと、コメディ多めだったころが懐かしい。2023/06/19