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内容説明
少年院に入院する少年たちの中には、放火や事故で入院させられることも少なくない。放火で人が死んだ少年の自覚と更生まで。バイク事故を起こした不器用さの後ろにある本質とは……!? 少年院へ送られる非行少年たちの発達と知能の問題が明らかに!! トイレで出産した少女の話も……。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
南
9
被害者家族が講演に来てくれた場面。お母さんの痣の理由が…。もっと早く知っていたら、と思ってしまった。2022/09/02
碧海いお
7
フィクションも混じっているでしょうけども、それぞれの人物にハッピーエンドを迎えているように感じますが、その後はどうなっているんだろう? 自閉症があると、一度注意をしただけだと改善をしない。何度も言わないと覚えない傾向がありますしね。2023/03/03
笠
6
3.5 新刊読了。発達性協調運動障害(DCD)という言葉を初めて知る。この言葉にしろ、いわゆる学習障害や発達障害、あるいは本作のキーワードとなる境界知能にしても、一昔前までは全く認知されておらず、単純に「のろまな奴」「ボケてる奴」「だらしない奴」「運動神経ない奴」と認識されていた。それらが〈障害〉として認知されつつあることで救われる人がいるならそれは進歩だと思うが、それは第一歩でしかなくて、作中の作業療法士による指導のような支援をいかに広げていけるかだと思う。罪を犯して初めて支援を受けられるのではなく。2022/02/14
ミロリ
5
平等にまともな人間しか生まれないシステムになってほしい。2023/09/19
ひじり☆
5
被害者視点の教育で、火傷のお母さんの話に泣いた。これが本当に響いてくれるならうれしい。頑張っても、頑張ってないように見られるって辛い。つい何度も失敗する子に呆れてしまうが、見方を変えなけれいけないと思った。発達性協調運動症(DCD)、体のコントロールがうまくいかない人は生きるのに精一杯なんだな。トレーニングで改善するなら、もっと広まって欲しい。2023/09/09