内容説明
神田の一膳飯屋「喜楽屋」で働いていた「はな」は、武家の結城良太の家に嫁ぐため、伊澤家に養子入りを請い、修養することになった。だが、「はな」にはやはり捨てられないものがあった──。涙の完結巻。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
蒼
33
表紙絵から想像したとおりの結末で、はぁご都合主義的物語の終わり方だったなぁと、思ってしまった。深みの無い物語でした。2022/12/16
あつひめ
26
ちょっとまってー!!良太、さらっと新しい料理人として登場しちゃったけど、はは、喜楽屋とこはくまで手に入れちゃったけど。鎌倉に居た時よりも様々な体験をし、思ったままに言葉が飛び出しちゃうようなことも少なくなり、とっても成長したとは思うけど。まっさらな気持ちで自分の店を作るのかと思ったけど…。丸く収まるところに納まったわけだ。武士から町人への話をもっていったけど、お家は大丈夫だったのだろうか。弥一郎の特別編、自分と人との間に距離を置いてる話し方。本当はもっと優しい言葉をつかえるだろうに。新シリーズが楽しみだ。2025/02/27
tomtom
15
ようやく読み終えた感。主人公の事がどうしても好きになれず、全く応援出来なかったので結末が知れたことは良かった。なんであんなに周りの人に恵まれるのかも分からない。あんなあっさり家を離れる事が出来たのなら何故もっと早く決断しなかったのかも謎。2022/04/06
りょう
5
ついに完結しました。まあ、みーんなうまくいってよかった。よかった。はなが、違和感を感じながら武家修行をして、最後に名前を変えろうと言われたときに、駄目だとよくわかった、というのが象徴的だなあ、と思いました。2024/12/18
kmzwrs5781
4
シリーズ最終巻なのに、えーーー。好きな人との幸せより自分が進むべき道を進むと決めたはなちゃん。これでよかったのかと悩み葛藤する彼女に届くのは心無い声かそれとも優しさと救いの声か。2024/04/01