内容説明
はなを結城家の嫁として迎え入れるため、良太は駒場御薬園の採薬師に、はなを養女にしてもらえるよう働きかけていた。だが良太の父・弾正が、まとまりかけていたその話を断ってしまうのだった──。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はつばあば
50
伊達に沢山の本を読んでいるわけじゃない。事件モノは予想もつかないが人情ものなら💛。好きや嫌いやゆうても人には分相応・もしくは躊躇する何かが心をかき乱す。それが良太より弥一郎より喜楽屋のおせいさんっていうのが良い。おせいさんも大事な亭主が亡くなって精一杯頑張ってきた。そこに若くもないが純朴なはなが店を手伝ってくれて頼れる存在となった。それが・・おいそれと近づけないところに嫁くと。今の人は何が何でも好きな人と結ばれたいと思うだろうけど、「この人が本当の相手?」と考えたりするだろうか。失敗のない結婚って難しい2022/12/24
はにこ
35
良太の元へ嫁入りするための準備がはじまったおはな。今まで喜楽屋にお世話になった人々が出て来て懐かしいなぁって思った。色んな人々と支え合いながら町で生きていくおはなが好きだったので武家に入って大丈夫??って思う。おせいさんも具合悪そうだしねぇ。次は武家修行のおはななのかしら。。2021/09/04
anne@灯れ松明の火
28
隣市新着チェックで予約。シリーズ8。喜楽屋にいる”はな”が好き。おせいさん、常連さんたちと美味しい料理に囲まれているはなの方がいい。良太はあんまり(苦笑) 弥一郎オシだったのに、ほとんど出てこなくなり、寂しい。はなが良太のことを好きなのはわかるけれど、武家の奥方になれるのか。無理をして幸せになれるのか。おせいさんを置いて行って、幸せになれるのか。読み始めの頃と違い、今は、結末が知りたいので読んでいる感じ(苦笑)2021/06/11
あつひめ
25
8巻目。いよいよ身分違いの嫁入りの準備期間に突入…する前の話。みんな本当にはなが武士の妻となることが幸せだと思っているのだろうか。良太もはなも、自分の思いばかりを優先させている。代々家名を守ってきた者たちの思いとか…いいのかなぁ。養女になればすべて丸く済む?イヤイヤ…本当にそれでいいの?常連客達もおせいさんも、本当に幸せになれると思ってるの?なぜだか読んでいて、ついむきになってしまう「はなの味ごよみシリーズ」。早速、次巻に手を伸ばす。2025/02/22
tomtom
12
良太と一緒になれることは良かったのだけど、おせいさんが気になる。喜楽屋にいるほうがまだ幸せのような気がする。2021/10/23
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