内容説明
一膳飯屋「喜楽屋」で働くはなのところに、相撲取りの雷衛門が飛び込んできた。相撲部屋で飼っていた猫の「もも」がいなくなったという。「もも」は皆に愛されており、なんとか探してほしいというのだが…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はつばあば
53
うひゃ~!(若い子のようにきゃぁ~と言いたいところなんですが)待てるか?やって!。待ちます待ちます!。郁さんの「みおつくし料理帖」で登場の澪と小松原のように別れるなんてことなく幸せになって欲しいものです!。それと在子さん、いくら田舎者とゆうても三十路前でこれだけ純なのは年齢設定を間違えられた?。二十歳そこらじゃ良太を探すことも執着することもなかったかもしれませんね。やっぱりこれで正解なんかも。さて続きは明日なんですが明日はまた府立へ通院。勿論この続きを持って(^^♪2022/12/21
kagetrasama-aoi(葵・橘)
42
「はなの味ごよみ 夢見酒」シリーズ第四巻。出て来るお料理は凄く美味しそう。第三話の「心溶かす夏の凝り」で賄いでお客さんに出したかれいの煮つけの煮汁で、煮凝りを作るシーン。白い御飯の上にそれを載せて食べる様子があまりに懐かしくて。第二話の「夢見酒」の嫁姑の話も身につまされて。一つ一つのエピソードは面白いけど、主人公のはなが、どうしても好きになれないキャラクター。で、続き読もうか思案中。はなと良太がどうなるのか気にはなるんですが。2022/03/05
anne@灯れ松明の火
30
シリーズ④ 隣市新着チェックで予約。武家と町人の違いに、改めて気づかされる。武家の暮らしも大変そうだ。ペットである猫が家族同然であることは、江戸時代も同じだったんだなあ。それをきっかけに、壊れかけていた家族を結び直す手伝いができた「はな」、良かったね。そして、いよいよ夫・良太の正体もわかってくる。簡単には幸せになれない「はな」には悪いけれど、まだまだ続いてほしいシリーズだ。読者数が少ないのが残念。興味あれば、読んでみてください。副題のない「はなの味ごよみ」が➀。順番にどうぞ。2019/09/03
蒼
28
ふふ、良太さんの身元は思った通りでしたね。「まてるか?」ですって?その前にはなさんに言わなければならない言葉があるんじゃないの?それとも田舎の農婦には謝罪など無用とでも思ってるの?とやや八つ当たり的に思ってしまった。とここで思いついてしまった。これってつる屋の澪と小松原さまとおんなじじゃんって。二人の行く末はどうなるのかなぁ?2022/12/04
はにこ
28
喜楽屋の常連客に加え、今回は武士の話も大分出てきた。武士と町民の子、秀介の話や御鳥見の若者の話など。武士は何かと堅苦しくて難しいねぇ。そんな武士である良太とまたもや密会。そりゃ良太もはなのこと好きなんだろうけど、前途多難そうだね。2021/02/07