内容説明
サハリンを望む稚内の海岸線に戦時中、建てられた監視哨から人間の白骨が見つかった! 密室状態にあった監視哨の所有者・小幡作治はなぜか失踪中。作治の古くからの友人だった義父からの依頼を受け、トラベルライター・瓜生慎は、事件の解決に乗り出すが……。彼らを乗せた“スーパー宗谷”には次々と妖しい人物が! トラベルミステリの魅力満載!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かなっち
1
初めての読む作家さんです。とぎれとぎれで読んだせいか登場人物の相関図が最後まで把握できずに終了。う~ん。2015/12/03
常念山麓
1
実は辻真先のこのシリーズ全部持っているのだが、今まで読んだことなし。この頃稚内など北北海道を旅行したので、多少土地勘?あるつもりで読んだ。お話はヒネリは少なく私にもすぐわかる内容にて短時間で読めた。プロットなどが複雑だと読むのに疲れる。わたしの頭には丁度良い。順番が逆になったが「北海道・幽霊列車殺人号」から読んでみよう。2013/11/14
nemuro
1
今回、短期集中型の夏休み期間中、函館~稚内へのJR(特急サロベツ)の車内で読了するべく持参しましたけれど、結果は、翌日の旭川~北見へのJR(特急オホーツク)の車内での読了となりました。で、やっぱり辻真先は面白い、です。2009/08/18
eihuji
0
ポテト・スーパーに中学の時出会って以来、著者は私的殿堂作家である。小国民世代と称される著者の作品群から少年期の私は少なからず思想的な影響を受けたが、長じるに連れその戦争感やら民族感に共感する事はなくなる。しかし殿堂作家の位置付けは揺るぐ事はない。そろそろ御年81となる著者の75~76歳頃に上梓された作品であることに感嘆しつついつまでも元気で居て貰いたいものだとつくづく思う。内容的には、著者作品によくある構成で、一本調子、ヤマもオチも薄くどんでん返しもない。が、旅を愛する著者ゆえ旅愁は大いに堪能できた。2013/03/11