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内容説明
舞台上の役者心理や、目に見えぬ芸の深奥までも言語化&視覚化!
話題騒然の歌舞伎漫画!
梨園によって役者として潰された新九郎は、耐え難い地獄をめぐる。だがその果てで芸の血に目覚め、狂気とともに立ち上がる! ひとりの天才の挫折から復活までを完全収録した最重要巻!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
夜の女王
11
☆☆☆ 型を覚えることで、型に縛られていく新九郎。思うまま演じられないストレスに押しつぶされていく。故郷の三宅島に帰り、見えてきたものは?死んでつかんだホンモノ。自分自身の伊右衛門を演じるために、新九郎は戻っていく。確かに生島の時代は型なんてなかった(はず)。伝統とは?型とは?毎巻考えさせられるけど、いつもながら歌舞伎の名場面シーンにはゾクッとさせられる。画力もさることながら、これも型の力?『四谷怪談』が見たくなった。照明を落とした暗~~い中で^^;2014/09/29
よきし
6
歌舞伎の型とは何なのか。気がつけば新九郎を助けている銀乃介がいい。そして芸を極めようとする孤独な戦いはここまでいくのか。次巻必見!!って感じですね。この迫力がすごい。2010/01/04
半兵衛
4
やはり型通りに演るには無理があった新九郎。型は歌舞伎が生き抜いていくためのもの、今の歌舞伎は型を繋いでいくために存続している?敵を作りそうな表現だけど…伊右衛門発動シーンが怖い!!籠釣瓶級のテンションだ!!2014/03/18
KUMAPON
3
歌舞伎の美しさは「型」にあり。型を身に付けてこその型破り…。「型」にがんじがらめにされた主人公新九郎がその呪縛とどう闘うのかがこの巻の肝。無茶苦茶過ぎる役作りに、またも『ガラスの仮面』でのマヤの役作りを思い出した(人形とかヘレン・ケラーとか…)。2021/10/10
pearlydiagnost
3
「江戸時代…照明も音響もない舞台の上から、小屋の隅々にまで芸を届かせる必要があった」 歌舞伎における"型"とは何なのか、梨園の御曹司銀乃介の口を借りて語られる解説に感銘を受けてしまいます。けれどそれはリアルタイムのエモーションを生きる新九郎の歌舞伎とは最も遠いもの―。己の芸と伝統との狭間ですり潰されていく新九郎の精神。以前読んだときは何とも思わなかったのに、いま自分がプチ病床中のせいか、急に嗚咽が止まらなくなりました。一旦「死んで」ゼロから這い上がろうとする新九郎の食事シーンが胸に来ます。2012/03/14
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