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内容説明
「日出処の天子」、「テレプシコーラ」の山岸凉子が描く、ジャンヌ・ダルク。「私は解放される。疑ってはならない。信じています」魔女の罪を被せられ、処刑を宣告されたジャンヌ・ダルク。刑場に連行されながら彼女は、運命を変えた13歳の「あの日」のことを思い出していた。その時、彼女は何を聞き、何を見たのか?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みっちゃん
93
この目を吊り上げた、人を寄せ付けない表情の女がジャンヌ・ダルクなのか、と驚く。天使がジャンヌに啓示を与える場面も神々しいというよりは、得体の知れない不気味さを感じてしまう。さすが山岸凉子さん。きっと一筋縄ではいかぬ作品になるのだろう。続けて2巻へ。2017/01/09
澤水月
78
山岸凉子ジャンヌ・ダルク! 天使はファンシーでなく羽の中に直接眼や顔がある姿で顕現、選ばれし村娘の恐怖伝わる。体のない天使は澁澤などにケルビムほか紹介され山岸本人も確か11歳の殺人少女マリーベル扱う『悪夢』扉絵で使っていた。かつて画集?内で悍ましく発狂した天使を見てしまった少女も狂う恐怖短編漫画を描いた山岸。日出処といい恐らく生涯テーマ、神や仏は本当に人のためにある佳きものか?を突き詰めてくれそう。これだけシンプルな表紙なのに引き込む目力。凡庸な村娘ジャネットからこの眼を持つジャンヌへの変化が楽しみだ2016/01/05
あきぽん
67
近ごろ巨匠歴史漫画づいているのでこれも手に取ってみた。ジャンヌ・ダルクの物語。萩尾望都の「王妃マルゴ」とどうしても比較してしまう。100年以上時代がちがうものの、同じ中世フランス舞台。独身で男社会で戦う村娘ジャンヌと、複数の男との愛に生きるお姫様マルゴ。枠からはみ出した女、という点では同じ。2016/06/09
GREEN
51
山岸先生の新作がジャンヌダルクならもう読むしかないですね。ジャンヌが某人のように嘆き悲しむ生なのかとても気になります。続きを早く読みたい作品ですね。2016/01/11
ちゃりんこママ
43
ジャンヌ・ダルクがどんな少女だったのか、天啓はどんなものだったのか、山岸先生なら触れられるかもしれない。期待が高まります。農夫の娘の日常から庶民的に語られる1巻。2016/02/02