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内容説明
心救われる、もらった平屋モラトリアム。
生田ヒロト、29歳、フリーター。定職なし、恋人なし、普通ならあるはずの?将来の不安も一切ない、お気楽な自由人です。そんな彼は、人柄のよさだけで、仲良くなった近所のおばあちゃん・和田はなえさんから、タダで一戸建ての平屋を譲り受けることに。そして、山形から上京してきた18歳の従姉妹・なつみちゃんと2人暮らしを始めました。しかし、彼の周りには生きづらい“悩み”を抱えた人々が集まってきて…
連載前から雑誌「BRUTUS」でも紹介されるなど、各メディアも大注目の真造圭伍最新作。
先が見えず鬱屈した“今”だからこそ、あなたの心をスッと癒してくれる物語です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ちびbookworm
71
★4.5.好きな本屋、丸善さんで出会いました。のんびり生活の達人の主人公と取り巻く人たちの日常なんですけど、個人的にすごく好きな漫画です。◆東京の平屋が舞台。ノスタルジックな温かさを感じ、ほっこりします。個人的にはマンガ大賞に推薦したい作品です。2024/04/24
konoha
46
阿佐ヶ谷の平家に住むフリーターのヒロトと上京してきた美大生のなつみ。日常のほんわか感があるけど、上京した時のヒリヒリした切なさも感じた。阿佐ヶ谷の一番街や釣り堀が懐かしい。なかなか友人ができないなつみに友人ができた時の2人の表情がかわいかった。深夜に青梅街道をトロトロ歩くシーンは、中央線に住んでた人はみんな思い当たりそう。ヒロトとばーちゃんの関係が泣ける。2022/02/28
akihiko810/アカウント移行中
27
亡くなったばあちゃんから譲ってもらった平屋に住む、フリーター・ヒロトといとこのなつみのモラトリアム日常物語。 日常ものの名手・真造 圭伍の日常もの。面白くないわけがない。平屋でゆるくて楽しい日常が繰り広げられる。「孤独のグルメ」の井之頭五郎みたいに、「こういうのでいいんだよ、こういうので」と思わず呟きたくなる贅沢で至福の時間を味わえる。2022/06/11
はれやか
25
マンガ沼川島さんの激推しで読んでみましたが…、控えめに言っても最高です!役者を何かしらの理由で諦めたヒロト君をとりまく何気ない日常をゆる~く描いた作品。めちゃくちゃ癒やされるんです。ヒロト君の生活を通じて〈幸せ〉とは人と比べるものではないし、今の自分にとっての幸せは何かちょっと振り返り、それを大切にしようなんて思いました。ヒロト君とばーちゃん、ふたりとも出会えて良かったね。2023/09/03
Bo-he-mian
18
自分でもなぜだか分からないのだけど、ゆるっとハマってしまった。こういう日常系は普段は全く興味がないのに、たぶんこの作品ならではの何かが自分と共鳴したんだろうなぁと思う。で、それが何なのかうまく言語化できないというか、茫洋としているところも、ちょっと珍しい。お話は、俳優の道を断念した今はフリーターのヒロトと、いとこで美大生のなつみの平屋での共同生活と、彼らを取り巻く個性的? な面々との日々を、飾らない筆致でふわっと描く自然体?…いや、「軽やか」な描写力がとにかく心にスっと入り込んでくる。2023/03/22