ヤングジャンプコミックスDIGITAL エロスの種子 5

著者名：もんでんあきこ【著者】

集英社（2021/07発売）

• ISBN：9784088920511

内容説明

人生を左右する、男と女の出逢いと別れ。環境、生い立ち……そして心の風動――　夜の男たちを虜にした小悪魔、ヒナ。　ヒナを愛し、プロミュージシャンを目指す青年、竜。　たったひとつの愛をも掴み損ねた悲恋の女、美冬。　生きることに脱力し、孤独を抱える母、律子。　寂寞とした過去に翻弄される女の因縁と宿命。【冬虫夏草】シリーズ、一挙掲載!!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[スリカータ]

7巻から順に遡って読み、5巻へ。このタイトルで手を伸ばすことを躊躇う女性読者もいるかもしれない。しかし、私は昭和の情緒を描かせたらこの作者はピカイチだと思う。第一に画力があるし、人物の機微の描き方も上手い。単にエロスのお話ではないのですよ。読み終えて、心に沁みるストーリーだと思った。寂しさは心を蝕む。

2023/07/30

[ざるめ]

はぁ～今回も泣けた(;つД｀)冬虫夏草と少女も良かったけれど、真珠が好きだな～(^^)あと宣伝されていた「ブルース」も気になるわ～

2021/07/17

[harutamano]

もんでんさんの「エロスの種子」にもコロナ禍が…！東京オリンピックも。人は弱くたくましく愛おしい。ラスト泣いてしまった。生き延びるぞー！！

2021/07/30

[ToTA]

時代背景とかキャラのバックグラウンドとかしっかり練り込まれていると思う。ただのエロ漫画ではなくいろいろ考えさせられる内容でした。

2021/12/16

[かなっち]

相変わらず奥深くて、面白いです。大好きなシリーズの続きが読める幸せを噛みしめています。真ん中のお話は救いがなくて切なくなりましたが、死刑になる最期まで幸せそうだった四ノ宮が印象的でした。最初と最後の話は繋がってますが、奔放な彼女が最高の幸せを手に入れて、本当に良かったと思いました。途中までずっと、何があっても愛を貫いていた竜ちゃんの想いが切なくてツラかったので…。ここでもコロナが登場してましたが、それで孤独になったのが逆に良かった…というのが皮肉でしたが。お母さんの、トラウマの克服も考えさせられました。

2021/08/19