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内容説明
圧倒的支持を得る“超最強”女流作家・もんでんあきこが贈る、最新傑作短編5編収録。 忘れ得ぬ記憶を回想し、妻の想いに気づく男、茂。 家族の幸せを最優先した強かな女、佳乃。 かつてバレリーナを志しながらも流されるままの女、沙也加。 場末のBarに、ある言付けを報せに来た女、亜弓。 華族制度の世に生きた二人の姉妹、麻衣子と芽衣子。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しいたけ
84
全4巻分のレビューとする。人の持つどうしようもない性の問題を描くその雰囲気が、桜木紫乃に似ていると驚きをもって読んでいた。すると2巻の巻末に桜木紫乃ともんでんあきこの対談が載っていて納得する。お互いがリスペクトしあっているのだとか。桜木紫乃はここ数年、寝る前に漫画を読むというご褒美を自分に許しているという。このシリーズは戦争を絡めた話が多かった。生死や社会の理不尽の中に灯る切なくて暗いのに何故か図太いエロスの強さが、不思議と「それでも生きなければ」と思わせてくれる。エロスの種の、なんと重たいことか。2020/09/28
まぁねぇ
22
追憶は男女視点を変えての作品。最後の最後がしあわれならいいじゃん。LGBTの話は切なかったな。最後の落花生は双子の話で、ラストが怖かった。どうしようもない閉塞感が運命を転がしていくのね。2022/06/11
ざるめ
12
なんだか切ない話(T.T)から始まって、飯島さんうまくやったな!(^^)vと思い、ポラロイドで衝撃Σ(゚ロ゚;)を受け、最後の話で怖くなる((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル2019/11/28
あこさん
9
面白かった、だんだんミステリー色が強くなっきたような…?双子の話は興味深かった。相変わらず女体が美しい、理想のボディなのだ。2020/03/12
かなっち
7
ホッコリした3巻とは打って変わって、やり切れない結末が多かった第4巻です。特に最後の話にゾクリとして、この双子の片割れがどうなったのかが気になりました。逆に、最初のおじいちゃんたちのお話は、色々と乗り越えてきた2人の愛情が素敵でした。結婚という、永久就職につけた売春婦さんも良かったなぁと。2021/06/09