内容説明
下町の朽ち果てそうな日本家屋で「東亰バンドワゴン」という古書店を営んでおります。店主の堀田勘一は孫の青が実の母親である池沢百合枝さんと映画で共演することになって、どこか嬉しそうです。悲しい別れもありましたが、年が明け、研人も高校卒業を前に音楽の道に進路を定めたようです。そして、大きな決断をした人間がもうひとり──。笑って泣ける大人気シリーズ旅立ちの第14弾!
目次
秋 ペンもカメラも相身互い
冬 孫にも一緒の花道か
春 桜咲かすかその道の
夏 アンド・アイ・ラブ・ハー
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しんごろ
195
藍子さんとマードックさんが堀田家からいなくなり、藤島ハウスに芽莉依ちゃんが入居。もう藤島ハウスは堀田ハウスに名前を変えた方がいいかもね。ボンさん、よく頑張ったよ。かずみちゃん、会えないということはないよね。今回も堀田家はドタバタ。かんなちゃんは能力がすごすぎる。研人の箸がなぜ…(笑)勘一の朝食のお約束ネタが“味覚びっくりショウ”と命名されてる(笑)そんな中、我南人の涙が印象的でもらい泣きしそうになった。2021/07/25
KAZOO
121
シリーズ14作目で、季節がいつもは春から始まるのですが今回は秋から始まっています。関係者が増えるとともに今までいた人物などが退場したりして作者はよく考えていると思いました。古書店主と一緒に育って無医村で仕事をしていた女性が戻って家族のように暮らしていましたが、目が弱くなり自分の行き場所を探してここから退出します。また息子のバンド仲間がやはりなくなりますが、その息子と孫娘との関係も深まっていくようです。親子そろっての映画出演の話もあったり、あるいは曾孫の小学校入学などがあったりして毎年みな年を取っていきます2023/02/14
ふじさん
95
シリーズ第14弾。青が実の母親である池沢百合枝との映画での共演という嬉しい話。LOVETIMERのドラム担当のボンさとの悲しい別れ、研人の高校卒業後に音楽の道へ進む決心を固めたこと。独身主義を貫いてきた藤島が身を固めることに。でも今回の一番のネタは、かずみさんのエピソード。戦災孤児だった彼女は、堀田家に引取られ、勘一を兄の様に慕い、医者を引退後は堀田家で暮らしていたが、目が不自由になり施設に入ることに。彼女らしい決断と彼女がずっと隠してきたある真相が明らかになる。人々の優しさが随所に見られ、心癒される。 2022/06/17
佐島楓
74
じんわり泣けてしまうようなエピソードが多くて、いろいろな意味で困った。よくネタが尽きないものだなと感じ入りながら毎年読んでいるけれど、まだまだ続くようですこのシリーズ。2021/05/10
ピース
63
子供達の成長が目立った。花陽と研人は大人へと成長している。かんなちゃんと鈴花ちゃんも小学生になった。一方でボンさんが逝ったりかずみちゃんが老人ホームへ行くという別れもある。更には美登里さんが藤島ハウスに入居する。今回は成長と出会いと別れがメインだった。2021/09/18
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