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内容説明
即位したばかりの青年を試練が見舞う…!!
時は昭和3年。
大陸で発生した張作霖爆殺事件に
日本軍は関与しているのか--?
ひとつ対応を間違えば、重大な国際問題へと発展しかねない
危険な状況下に日本はあった。
詳細な調査を命じた裕仁(ひろひと)青年に対し、
のらりくらりと逃げ続けて事態の先延ばしを図る
時の総理・田中義一。
この国の頂点に立つ者として、青年がとるべき行動とは…!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mitei
111
田中義一内閣以降も昭和天皇が強く主張すれば、歴史がどう変わったか気になるが、中々流れは変わらないだろうな。2025/04/24
yoshida
86
田中義一、濱口雄幸、そして石原莞爾が登場する。田中義一は、反日プロパガンダで使われる偽書田中上奏文でも知られる。田中の死には昭和天皇よりの言葉があった。その影響から昭和天皇は内閣や軍が一致し決めた事柄には発言しないとした。次に昭和天皇が発言をするのは、大東亜戦争の聖断か。敗戦か戦争継続。国家中枢で意見が纏まらない事態に、民族の滅亡を防ぐ為の言葉だろう。作品に戻ると関東軍は厳しく描かれている。独断専行が過ぎた関東軍は、実際に昭和天皇からは苦々しく見えていたか。統帥権干犯。現代も続く皇統問題。興味が尽きない。2021/06/13
アキ
75
昭和4年1929年鈴木貫太郎が侍従長に就任。張作霖爆殺事件に関東軍の関与なしと田中義一総理が報告。天皇は「日本国に嘘をつく総理などいらない」と辞任を要求、内閣は総辞職、その後田中は命を絶つ。それ以降、君臨すれども統治せずを決意。昭和5年1930年濱口雄幸総理は若槻礼次郎を全権大使としロンドン海軍軍縮会議で米英10に対し日本6.975を受諾。野党犬養毅は統帥権干犯と批判し濱口総理は狙撃され1年後永眠。満州で関東軍が柳条湖付近で満鉄の線路を爆破し張学良軍と衝突。天皇の不拡大方針も戦線は拡大。昭和の不穏な空気。2021/06/06
Aya Murakami
63
ブックオフ。 相変わらず母との関係がギスギス。それでも母としての情が伝わってきているのがつらい。顕微鏡を覗く裕仁(昭和天皇)。生物好き植物好きからすると昭和天皇の研究成果の文献みていると植物愛がひしひしとつたわるのですよね。 恩給をもらうために息子に死ねという父親。生きるためとはいえひどい話です。そしてもっとひどいことを日本軍は中国や朝鮮の人にしたのですが…。2025/01/19
オレンジメイツ
26
国を想う気持ちがそれぞれあって、それに飲み込まれないようにするのは大変なことであったんだろうな。2021/05/30