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内容説明
わずか20歳の青年は「摂政」の座に…!!
ヨーロッパの地で
「君主と国民とが近く親しい姿」に感銘を受け、
自らの未来に明るいものを感じて帰国した
裕仁(ひろひと)青年を待ち受けていたもの。
それは、旧態依然とした弟君や政治家・軍人達、そして
快方に向かう見込みのない父・大正天皇の姿であった…。
誰よりも大正天皇の病状を危惧し、青年の帰国に備えて
「摂政」の設置を急いできた時の総理・原敬(はら・たかし)。
「平民宰相」と慕われてきたこの男の身にも異変が!?
そして訪れる運命の日、“9月1日”――!!
風雲急を告げる最新刊です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mitei
166
原敬暗殺事件、摂政就任と忙しくなられる裕仁皇太子。 まだまだこの頃は御一新を経験した世代がいた事になんとなく不思議な感じ。 何故山縣有朋は原敬をそこまで信頼してたのか、本書では触れられてないので、調べよう。 そして関東大震災へ。 大正天皇が時々出てきて、物語に入るのも良かった。 大正天皇もご病気さえなければ、名君だったろうなと思えた。2022/06/29
yoshida
116
昭和天皇を漫画で描く。かつては考えられなかったこと。時代の移り変わりを感じる。欧州外遊からの帰国。摂政就任。原敬の暗殺。関東大震災まで。大正時代は日本にとっては束の間の平和であったと思う。第一次大戦は欧州戦線が主。経済も比較的安定。仮に原敬が長命していれば、日本は通商国家となり得たか。通商国家となれば、激動の昭和は変わったか。この作品では大正は序章だろう。昭和から様々な事件が起きる。勿論、この作品も創作物でありどこまで昭和天皇の真意に迫れているから不明ではある。しかし、これから苦悩が始まるのは間違いない。2019/12/02
肉尊
83
原敬暗殺から関東大震災に至るまで。権威と権力の分化がこの巻の光と闇を如実に表していると思う。原敬が着衣を面倒に感じて厚手の外套を着ていかなかったこと、それが彼の命運を委ねるとは。「一回りも二回りも大きくなられた」との原の言葉を聞き「その言葉を陛下の口から聞きたかった」と殿下が語る場面。創作だとは感じるが、殿下のお気持ちが作品中、自然に表現されており、感慨深さを感じさせる。欧州で学んだことを活かしたいと感じながらも、信頼する者との別れ、未曾有の天災。気持ちの落ち着く暇もないまま時代は激動の渦中へ。2023/01/01
アキ
63
大正10年1921年9月欧州視察から帰国し、翌年皇太子裕仁親王20歳の時に摂政となる。同年原敬が東京駅で刺殺され、翌年9月1日関東大震災が起こる。そして山縣有朋は生涯を終える。年表で知る歴史が、昭和天皇の人生を通して生き生きと映し出される。皇太子の考えと天皇を取り巻く政治、国民の考え、欧州を知るからこそもどかしい思いがあったに違いない。この後待ち受けている運命を知っている読者から見ると、陛下を敬い希望を持ち「摂政」を務める皇太子の姿がなんとも切なく見えて仕方がない。半藤一利「昭和史」原作の漫画。2019/12/04
るぴん
43
レンタル。首相原敬の暗殺、山縣有朋の死去、英国皇太子の訪日、関東大震災と、激動の5巻。奥さんの言う通り外套を着て出かけていたら、日本の歴史は大きく変わっていたのかなぁ…。英国皇太子エドワードは、王冠を賭けた恋のエドワード8世か。日本に来ていたとは知らなかった。大正天皇の容態も思わしくない中起きた関東大震災。即位前の裕仁親王に重圧がのしかかる。2020/01/20
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