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内容説明
SNSで大反響!終末期病棟コミック最新刊
累計50万部(紙+電子)突破!
新たに終末期病棟(ターミナル)に加わった看護師・九条。
とても優秀で仕事がデキる彼女だが、そこには裏の顔があった…
果たして九条の狙いとは何なのか…?
そして雑誌掲載時に話題となった佐古ヒトミさん(第2集収録)の
1年録。
主人公・辺見を通して、“死”から“生”を描く問題作…!
待望の第6集、登場。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ころこ
30
植物状態の子供を看る老親ほど心細いものはない。一軒家から離婚して移り住んだ鉄階段のアパートがリアルだ。困窮状態にあっても娘の車は売らないで、彼女との外出時に病院へはじめて乗ってくる。親子はその車で心中してしまう。絵は暗いものではなく、そうとしか帰結しなかった明るさで描かれている。親の死後、子供が軽んじられて生きていくことは子供の死よりも酷いものだと思う気持ちの帰結として責められない。再就職の理由が子供たちの不振にある石井先生の内情は、医師と看護師の男女が上手くいかないといわれる辺見の行く末を暗示している。2025/03/12
まりもん
14
レンタル。優秀な看護師が入ってきたと思ったら死を招く人だった。急変する患者がわかるんじゃなくて急変を起こしている人。謎なのは高級料理に誘うこと。2021/06/05
かなっち
5
★★★★☆自分が正しいと信じてる看護師が、前巻に引き続き怖かったです。早く、彼女の行動が明るみに出てほしいですね。そして、認知症とコロナ問題。説明に理解されずに苦労するの、とっても共感できます。この高男さんの場合は、一緒に入院したことで落ち着いたようですが。逆にやり切れなかったのが、佐古さん親子ですね。最初から結末が分かって覚悟してましたが、それでもツラかったです。娘を置いていくのが心配なのも、分かるだけに…。他には同僚の闘病の様子や、誤嚥させちゃう奥さん、医者は死なないと思っていた家族…等、充実でした。2021/06/03
fumikaze
4
カルテ33の自殺してしまった母娘(佐古ひとみさん親子)が切ない。自殺というのは色々な原因が重なってしまった時に起こるというけれど、その通りなのだろう。このお母さんを責めることは私には出来ない。
新田新一
4
終末期病棟を描くシリーズの6巻目。この巻では、「カルテ30」が心に残ります。コロナのために面会を禁じられた夫。でも彼は病院のスタッフの目をすり抜けて、入院中の妻に会いに行きます。スタッフは十分に注意しているのですが、夫の執念にはかないません。自分の畑で作ったトマトを持ってくる夫のことが気の毒でたまらなかったです。やがて、自分も倒れてしまい、妻と同じ病室に入院することに。救いのある結末に作者の深い優しさを感じました。2023/08/06