内容説明
田中みな実、絶賛!胸に刺さる名作第4巻。
田中みな実、絶賛!!――「傲慢、身勝手、したたか? 嘘がなくてブレない潔さがそんな言葉を凌駕する。ああ、こんな風に生きてみたい」
戦火をくぐり抜け、命からがら愛する故郷に帰ってきたスカーレット。そんな彼女を迎えたのは、何もかも敵軍に奪われ、全てを失った農園タラだった。母は疫病で命を落とし、父親は変わり果てた姿に。絶望の淵に立たされたスカーレットは、それでもタラの大地の土を握りしめて誓う。「神さま、見ていてください。必ず生き抜いてみせます。そしてこの戦いが終わったら、私はもう二度と飢えはしません。そのために盗みや殺しを犯すことになっても」。
敗戦、疫病、死、再生…。今だから胸に刺さる永遠の名作『風と共に去りぬ』を、林真理子が鮮やかに甦らせる!衝撃の第4巻。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
216
林 真理子は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。林真理子版新訳『風と共に去りぬ』Ⅳ巻、半年ぶりです。本巻は、タラ炎上&南北戦争終結の巻でした。続いて直ぐにⅤ巻を読みたいのですが、Ⅴ巻も半年後、今秋のようです。 本作は全何巻構想なのでしょうか?2021/05/23
sayuri
78
4巻も波瀾万丈。スカーレットの個性を思う存分楽しめる。戦火のアトランタから命からがら脱出し、故郷タラに帰ったスカーレットを待っていたのは、北軍に全てを奪われた屋敷と母の死、変わり果てた父の姿、病に苦しむ妹達。普通はめげる。しかし、そこはスカーレット。転んでもただでは起きないどころか、逆境をバネにし、どんどん逞しく変貌して行く。盗み、殺人、何のその。生きる為に、ただただ前を向きひた走る姿に驚愕を通り越し、畏怖の念さえ抱いてしまう。スカーレットが恋焦がれるアシュレも帰還し、メラニーとの三角関係も気になる所だ。2021/05/15
ann
44
コロナ禍の現在にも置き換えられるようなシチュエーション。家族のため、タラのため、好きな男のため、生きるためにたった一つの矜恃で孤軍奮闘するスカーレットを抱きしめたくなる。林真理子訳は痛快。2021/07/13
くろにゃんこ
37
生き抜く強さとはこういうことを言うのだな。映画の場面が思い浮かぶが、さらに深く知ることができて感動する。アシュレが戻ってきて、これまた腹が立つ(-.-)一気読みがしたくて溜めて読んだのですが、全4巻ではなかった…まだ真ん中くらい?首を長くして続きを待たねば(^-^;2022/05/19
ともこ
31
スカーレットの逞しさに感服。部屋働きだった黒人奴隷でさえ、誇りを持って「野良仕事はしない」と言い張る。先頭に立って綿畑に立つスカーレットの思いはいかばかりだったか。魅力的だが実際的な生活力のないアシュレと、生命力溢れるスカーレットは、やはり無理な組合わせだったのだろうと思う。スカーレットと同じ匂いのするレット・バトラーが再び登場する5巻が待ち遠しい。2023/05/13
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