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内容説明
震災後の宮城県石巻、いじめられっ子の女子高生・サキは、その歌声に注目され、曲作りのため作詞とギターの練習に励むことに。詞を書くために自身と向き合う中で、震災時の記憶が蘇ってきて…。東日本大震災から10年、著者の故郷・石巻を描く最新作、第8巻。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
りらこ
16
主人公サキ。石巻市に住んでいる。震災から10年。マスターから作詞もと言われギターも練習始め自己の内奥と向き合ううちに震災の記憶、押さえつけていた憎しみや辛い気持ち、葛藤、そしてまた記憶、ページをめくるように繊細になってくる。時に今までもスピリチュアルだったのはここに繋がるのか。街が復興していく中で図らずも生み出される断絶、いじめ、季節の移ろい、全てがサキの歌に結実されていきそうな予感。2022/09/01
祐樹一依
2
【○+】3月11日の光景がぱらぱらと流れていく。人々の記憶から風化するには10年は早すぎる。胸がつまる。2023/07/18
蝉、ミーン ミーン 眠ス
0
絶望の中にありながら移りゆく四季の美しさに心が奪われる。2021/04/28