内容説明
ぼくのおばあちゃん・あかりさんが認知症になって、わが家の日常がどんどん崩れていった。迷って立ち止まりながらも前を向く、認知症の祖母をめぐる家族の物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
pirokichi
17
72歳のあかりさんはパーキンソン病、そして認知症に。あかりさんと娘夫婦、2人の孫・小学生のタケシ君とカリンちゃんの家族の物語。以前読み、思うところがあって5年ぶりに読み返した。母の認知症が進行したため、ひとつひとつのエピソードがずっと胸に深く入り込む。「自分がどこにいるかわからなくなり、家族も友達もわからなくなったら『ひとりぼっち』。認知症の人は不安で、それをわかってもらえずに、おこりっぽくなっているのです」(あとがき)。暴言が多くなった母の唯一人の娘として、母をひとりぼっちにしたくないと思った。2021/11/21
NakaTaka
4
主人公は、タケシ。物語は小5の修了式から始まり、中学校入学式前日まで。パーキンソン病に加えて認知症を患った祖母のことを中心に、家族や友達のことをタケシの目を通して描く。作者のお母さんも認知症だったそうだ。誰しも他人事ではない病気。認知症は辛い。身につまされた。子供達のやりとりが、清涼剤になっている。2020/12/09
よっちん
0
図書館2018/03/08
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