内容説明
「――僕は『灯』の誰かと結婚している」クラウスから告げられた衝撃の一言。そして婚約者は謎のまま『灯』メンバーで花嫁を巡る戦いが勃発する…!? 本編では描かれない、少女たちの日常を目撃せよ!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
cinos
66
クラウスと婚姻届を出したメンバーが一人いる。花嫁の座をかけて戦いが始まる。長編の騙し技が好きですが、短編集も楽しかったです。2021/06/08
芳樹
63
クラウスは結婚していた!『灯』メンバーの少女たちに突きつけられた衝撃の事実。しかも相手はメンバーの一人だという。少女たちは誰が《花嫁》なのかを探り始めるが…。という背景を元にしたコメディ満載の短編集でした。相手が見つからないなら新しく《花嫁》を決めてしまえば良いじゃない!とリリィのトンデモ発言から開催される花嫁ロワイヤルが楽しい。シリアスな本編の箸休め的位置づけで、とても面白い一冊でした。2021/04/09
雪紫
59
「グレーテさん(もはやさん付け)ヒロイン力たっかっ!」物語は2巻の前に遡る。スパイは任務で妻帯者必須の所も行かなきゃならない=クラウスが灯の誰かと偽装結婚してたことが発覚。拷問官も出しきりきり白状いたせぇ!かと思いきや・・・みんなの自信喪失時代の短編と終盤のギャップが凄い。花嫁容疑者達のクラウスへの判断しづらい気持ちや、サラのコメディ具合とモニカのシリアス具合が良かったわ(でも一番はミートパイ)。「俺様、隙を付きます」「コイツ最悪なのおおおおおっ!」とかのやりとり笑う。そしつリリィは本当に安定のリリィ。2021/04/21
よっち
55
「僕は『灯』の誰かと結婚している」クラウスから告げられた衝撃の一言。そして婚約者は謎のまま『灯』メンバーで花嫁を巡る戦いが勃発する短編集。打倒ボスの一環で偽装婚姻届を提出しようとして発覚したクラウスの既婚騒動。(書類上のことは言え)彼と結婚したのは一体誰なのか。花嫁裁判を経てジビア、サラ、モニカ、グレーテのエピソードが明かされ、花嫁の座を賭けたバトルへと突入していくわけですが、それぞれの複雑な心情が明かされてゆく展開は、改めてクラウスがメンバーたちに慕われているんだなということが感じられて良かったですね。2021/05/03
星野流人
37
ジビア、サラ、モニカ、グレーテを主役とした短編集。こちらはラブコメ要素が強めの、日常とキャラの深堀りがメインのお話です。『灯』メンバーの中では個人的に好きなキャラ多めの短編集だったので、そういう意味でも嬉しいですね。本編だといまいち掴みどころの無いモニカでしたが、彼女が『灯』にいる理由や個性が垣間見えた良エピソードでした。クール気取ってるけど、肉がどうとか騒いでるときも一緒にいると考えるとかなり微笑ましい。野性的なジビアが恋ではないけれど気になるくらいの感覚に振り回されてるのが、とても可愛かったです2024/01/19