文春文庫<br> 鼠草紙 新・酔いどれ小籐次(十三)

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文春文庫
鼠草紙 新・酔いどれ小籐次(十三)

  • 著者名:佐伯泰英【著】
  • 価格 ¥800(本体¥728)
  • 文藝春秋(2021/04発売)
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  • ISBN:9784167912185

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内容説明

駿太郎は亡き両親の想いを胸に、丹波篠山へ――。
親子の情に心打たれる、書き下ろし第13弾!

文政8年秋。小籐次、おりょう、駿太郎の一家3人は、老中青山忠裕の勧めもあって、青山の国元であり駿太郎の生まれ故郷である丹波篠山へと旅立つ。
一方、小籐次不在の江戸では、ヒマを持て余した空蔵が久慈屋をけしかけ、手代の国三が小籐次と駿太郎の紙人形を制作する。国三は見事な研ぎ仕事姿の人形を作り上げ、それを久慈屋の店先に置くと、多くの江戸の人びとが見物に来ることとなる。
そんな中、駿太郎は実母・小出お英の墓を訪ね、お英の乳母だった女性の姪から話を聞いて母を想い、同時に改めて養父母である小籐次とおりょうとの絆を盤石なものとした。
しかしその小籐次一行を、お英の兄・小出雪之丞が付け狙う。雪之丞は、駿太郎に小出家を継がせ、家の再興をはかろうと画策していたのだった――。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いつでも母さん

167
新小籐次シリーズももう13弾!遂に一家して駿太郎の亡き実の親の故郷・丹波篠山へ。しかし実母の墓参りだけでは終わらない。小籐次が行くところ只では済まないの既定路線。一方、久慈屋でも手代の国三が頑張って竹で小籐次親子の人形を細工する。実母の兄の顛末や全てを丸く収めて皆の待つ江戸へ戻るの巻だった。そろそろ完結の雰囲気が漂うが・・2019/02/20

とし

108
新・酔いどれ小籐次「鼠草紙」13巻。駿太郎の義父母小籐次、おりょうさん、実父母になった旅でしたね、それにしても江戸に居ない小籐次さん、またまた多額の寄付を、国三さんも大活躍、そろそろ完結に向かうのか。2019/02/27

KAZOO

105
佐伯さんも徐々にシリーズものを終了に向けているような感じです。このシリーズでは、義理の息子の本当の母親の墓に詣でるために丹波まで出向きます。その領主の老中の手紙を携えて藩内では何不自由なく行動する様子が描かれています。それと同時に留守にした江戸では、紙問屋の国三が小籐次の人形を作りそれが江戸の民衆の人気を呼びます。この本の表題となっている鼠草紙という物語も紹介してくれて楽しめました。2019/02/22

TakaUP48

53
老中青山氏の勧めで、小籐次一家は丹波篠山を訪ねた。俊太郎は、実父母を知る人から昔話を聞き、馬に乗って八上城跡地訪問も。おりょうが訪ねた「雪の朝二の字に二の字の下駄のあと」を読んだ田ステ女の柏原、篠山城大書院の蔵に室町時代から伝わる「鼠草紙」を奥女中らと読むなど何処かで聞いた懐かしい話が出てきて何とも嬉しかった!小出家との一件も上手く修め、「赤目小籐次剣術試合」が城下で開催し、決勝戦に残った面々には研師小籐次名入りの脇差が送られた。一方、江戸では、国三の創った張りぼて小籐次親子が、賽銭まで貰うことに…。2021/09/01

ベルるるる

33
表紙の絵が本当にかわいい。巻物の中で鼠たちが活き活きと暮らしている感じ。 江戸を離れても大活躍の小藤次だったけど楽しく読了。2019/04/04

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