ハルキ文庫<br> 陽炎 東京湾臨海署安積班

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ハルキ文庫
陽炎 東京湾臨海署安積班

  • 著者名:今野敏【著者】
  • 価格 ¥748(本体¥680)
  • 角川春樹事務所(2020/12発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784758432139

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内容説明

東京湾にまたがるレインボーブリッジで、乗り捨てられている車が発見された。乗用車には、男女の連名で遺書らしきものが遺されていた。 東京湾臨海署・刑事課強行犯係の安積警部補は、指令を受け、部下の須田と黒木を現場に向かわせる。 果たして、追い込まれた男女の心中事件なのか? だが、現場から戻った須田刑事からは、『偽装心中』という意外な言葉が-。 須田の仮説を信じる安積たちは、謎に包まれた事件の真相に辿り着けるのか!? (「偽装」より)表題作を始めとする八篇を収録。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アッシュ姉

91
シリーズ九冊目。安積班の魅力が詰まった短編集。もちろん速水も大活躍。安積さんだけでなく、須田、村雨、黒木目線といろんな角度から楽しめた。村雨パートが新鮮で良かった。安積さんにはそろそろ苦手意識を克服してほしい。せっかくなら、桜井目線も合わせて読みたかった。個性豊かなメンバに囲まれて、影が薄いのが気にかかる。今野さん、彼にももっとスポットを!さらに濃い新キャラ登場と思いきや、STに出てくる青山だった。前から読んでみたかったので、これを機にSTシリーズも追いかけたい。2017/12/25

ノンケ女医長

82
情の詰まった短編集。タイトル章「陽炎」では、パニックに陥った予備校生の坂崎康太を、冷静に諭していく安積の行動が素晴らしい。人って、ちょっとしたことで自暴自棄になるし、偶然が重なって目の前の状況が分からなくなる。対応したのが安積だったから、平穏に解決した。追い詰められた人間の視界は急激に狭くなるので、「自殺」という手段を選ぶことは理解できる気がする。「待機療」に登場する、35歳の中園巡査長が気になる。令和の時代、こんなハラスメントキャラはいないと信じたいが、独身寮のいじめ体質は、今も案外変わっていないかも。2023/03/17

ひさか

79
2000年9月角川春樹事務所刊。2006年1月ハルキ文庫化。東京湾臨海署安積班シリーズ2作目。8つの連作短編は、いずれも読み応えありました。登場人物たちの性格とその行動が面白く、あっという間に読読み切りました。次巻も楽しみです。2018/02/21

KAZOO

77
8編の短編集です。時たまこのような短篇が入るのもいいですね。安積さんというのはやはりかなり部下がどのように思っているのかを気にしている感じがします。まあそれによって、部下の人となりも結構わかってくるのですが。警察官は独身のときは全員独身寮に入るということをはじめて知りました。また今映画になっているSTの人物が出てくるのもご愛嬌ですね。このシリーズも読みたくなります。2015/04/02

Tsuyoshi

70
安積班シリーズ。相変わらずそれぞれのキャラが立っているし安積刑事の人柄のよさが光っていて面白い。2018/10/24

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