内容説明
鎌倉時代、世代を超えた名随筆『徒然草』の誕生。劇的な軍記物語『曾我物語』や『義経記』における悲劇性と、室町時代に宮廷で流行した連歌について。
鎌倉時代の王朝物語/鎌倉時代の日記文学/徒然草/中世の軍記物語/連歌
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
佐島楓
16
「鎌倉時代の王朝物語」「鎌倉時代の日記文学」「徒然草」「中世軍記物語」「連歌」。特に王朝物語、この時代に書かれたものは源氏物語には及ばないというものの、「在明の別」などはファンタジーに恋愛、性別の入れ替わりなど複雑な要素が含まれ、現代でも鑑賞に堪えうるようなので読んでみたい。軍記物語は苦手なのだが、こちらも読みたい。2013/10/20
fantamys
1
戦乱の世の影響を如実に受けて変容していく文学2023/02/18
読書三餘
0
鎌倉から南北朝、室町にかけて。〈かならず造りはてぬ所を残すこと也〉と『徒然草』が想像力の無限を説く一方、〈数え切れぬほど話が脱線する〉も『太平記』は壮大でリアリスティック。ただし、生前歌人であった兼好の意図とべつに、使う言葉の数やそれに応じた表現の限度に変わりはなく、また軍記物では、『平家物語』にあった〈文学性や抒情性を損な〉われている。『源氏物語』を超える王朝物語や日記が現れなかった荒瘠がやや知れる。そこには歴史的ロマン、連歌誕生の所以もうかがわれ、詩から散文への解放、遊びから芸術への変化も意識される。2025/10/02
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