中公文庫<br> 日本文学史 古代・中世篇二

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中公文庫
日本文学史 古代・中世篇二

  • ISBN:9784122057753

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内容説明

『万葉集』から『古今集』へ。平安時代後期の文学は、ひらがなで記された『土佐日記』の影響のもと、『蜻蛉日記』など宮廷女性の日記文学が牽引する。

『万葉集』から『古今集』へ/古今集/平安時代後期の和歌集/平安時代後期の漢文学/平安時代の日記文学

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

佐島楓

19
「万葉集から古今集へ」、古今集、平安時代後期の和歌集、同じく漢文学、平安時代の日記文学。大半が和歌で占められるこの巻、平安も後期になると知らないものがほとんどで、エピソードも含め非常に勉強になった。ゆるやかに時代とともに移り変わるさまがよく理解できた。日記文学については、更級日記を十数年ぶりに読み返したくなった。次は五月、いよいよ源氏物語。2013/04/12

Taube

0
2016年6冊目。やはり勉強に関するもの。 全18巻もあるんだぜ!しかし楽しい。ドナルド・キーンが見る視点は極めて日本文学への愛に溢れている。和歌の英訳との比較があり、これは授業でやってみたいなぁなどととも思える。 この2巻の内容は古今和歌集周辺と日記文学だが、安定の自分の知識のなさに恥じ入るばかり。2016/02/15

fantamys

0
特に面白かったのは、古今集から新古今集に至る間に成立した勅撰集のそれぞれの特徴のところ。2022/09/18

カラス

0
和歌メインの二巻。古今集以外の和歌集も扱っていて、てっきり三大歌集以外はただの雑魚で内容も似たり寄ったりだと思っていたがそうではないらしく、興味深く読んだ。しかしそれ以上に興味を引いたのは日記文学の章。ネカマ日記、鬼女日記、不倫日記、喪女日記、とバラエティに富んでいて面白い。特に鬼女日記における率直さには心引かれるものがある。夫の不倫相手が流産したと知って「胸がすっとした」と平然と書いちゃう作者のセンスにしびれた。いつか読んでみよう。2018/09/18

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