チェイサーゲーム(5)

著者名：松山洋【原著】/松島幸太朗【著】

ナンバーナイン（2020/11発売）

• ISBN：9784047335189

内容説明

時に味方は敵のような姿をしている。

ゲーム開発会社サイバーコネクトツーでチームのメンバーをまとめながら働く龍也は、開発中の新規タイトルのボスバトルを制作するプロジェクトを引き継ぐことに。しかし、そのプロジェクト、異例といえるほどに制作が長期化していた。そのすべての原因はある男のせいだった。

各業界のクリエイターから、「リアルすぎて胃が痛くなる!」と評されるほど波紋を呼ぶ本作。単行本第5巻では、ゲームを開発する“デベロッパー”でクリエイターとして活動している主人公たちが、ゲームの販売元である“パブリッシャー”からやってきた外部のプロデューサーに振り回される『プロデューサー編』に加え、魚川の葛藤を描いた外伝も収録。そのほか、単行本でしか読めない、“ゲーム業界あるある”や原作者コラムも必読!

＜著者について＞
●松島 幸太朗:株式会社サイバーコネクトツー所属の漫画家/過去の主な作品『ショー☆バン(森高夕次 原作)』、『ストライプブルー(森高夕次 原作)』、『永遠の一手(伊藤智義 原作)』

●松山 洋:株式会社サイバーコネクトツー代表取締役/ゲームクリエイター/代表作『.hack』シリーズ、『NARUTO-ナルト- ナルティメット』シリーズ、『ジョジョの奇妙な冒険 アイズオブヘブン』/著書『エンターテインメントという薬』、『熱狂する現場の作り方』

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[しぇん]

KindleUnlimitedで。過去編が終わったと思ったら外伝が始まっていて驚いた記憶。しかし、こんな尖って有能な社員がいたら緊張感ありそうですね。そして、この漫画で1番記憶に残っているプロデューサー登場。ありとあらゆる負の面を煮詰めたキャラになってるのが恐ろしいですね

2023/02/09

[コリエル]

魚川氏にトラブルというのも珍しいが、すぐに立て直すところは流石か。そしてクソプロデューサー編がこれまでよりリアリティある感じの話に見えるのは、ここまで語られた理想論を踏みにじる理不尽が描かれているからだろうか。全部実際に言われたこととあるしな。

2022/08/06

[笠]

4 新章開幕。シニアに昇格した魚川が主役の〈破邪の封印〉編、インターン編から正式に社印となった黒田が準主役ポジションになるが、若さゆえのイキリが痛々しくて、それを可愛いと思えるほどには自分は歳を取ってないんだなと感じる。パブリッシャーのプロデューサーが酷すぎて案件が炎上している〈ラストリコード〉編は、思わずデウス・エクス・マキナ的な舞台装置としての社長を求めてしまうが、それじゃ自主規制のエピソードの焼き直しすぎるし、前フリ的にもタツヤの見せ場を期待したい。やっぱ主人公だし、魚川に勝ってるところ見たいよな。

2022/10/21

[北白川にゃんこ]

キッツイ敵がエントリーだ！いい加減な事しか言わない上とどうやりあうのか注目である。

2021/01/30

[祐樹一依]

【○+】現代編に戻ってまたひりひり面白くなった。開発の仕様変更の根拠がアレって、「変更仕様書出せよ」って言いたくなるな。

2020/12/30