内容説明
ヨーロッパや南北アメリカ、オーストラリアなど世界の多くの西洋地域で、文化や日々の生活習慣の基盤になっているのがキリスト教です。
大多数の日本人にとっては、クリスマスくらいしか直接的な接触がないキリスト教ですが、実は生活のさまざまな部分にその影響があります。また、今後コロナ禍が過ぎたあとの外国人との交流では、キリスト教についての知識が求められる場面も増えてくるでしょう。
本書は、そうしたキリスト教のエッセンスを、小学生にもわかるようにユーモアあふれるイラストと言葉で解説する超入門です。小学生はもちろん、大人にとっても「あまり馴染みのない世界」であるキリスト教に、楽しく興味を持って触れられるつくりになっています。
目次
1章 キリスト教ってどんな宗教?
2章 旧約聖書の世界
3章 新約聖書の世界
4章 キリスト教の聖人と天使と悪魔
5章 キリスト教は「愛」の教え
6章 教会に行ってみよう
コラム 友だちに教えたくなるキリスト教豆知識
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
今庄和恵@マチカドホケン室/コネクトロン
8
色々ともったいない本。キャラ絵というから漫画みたいなのかなと思ったら、山折哲雄さんの監修だけあって十二分なキリスト教解説だった。絵はむしろ邪魔。2021/09/24
チサエ
6
KindleUnlimitedにて。イラストがゆるくかわいくて、文章もやさしく分かりやい。お子さまも楽しんで読めそうだ。大人が読むのも良き、充分おもしろかった。2022/08/06
ganesha
4
キリスト教についての素朴な疑問についてわかりやすくまとめられた児童書。ルカのアトリビュートは翼を持った牡牛、マリア=マドレーヌ=豊満な美人、ミカエル=マイケル=ミヒャエル=ミシェル=神のごとき者、東の重要性などが気になった。無原罪はやっぱりよくわからないけど聖ニコライが気になりつつ読了。2025/01/28
エリンギ
4
キリスト教のお勉強のため読んでみた。比較対象がないけれど、分かりやすかったように思う。2023/04/29
向山 彰彦
4
キリスト教はもちろん、ユダヤ教、イスラム教との関係、キリスト教の種類や地域、祝日との関係がわかりやすい。 こうしてみると、欧米の生活や経済活動がこの宗教に強く影響受けていることかわかる。 日本でキリシタンとして殺された人たちが聖人認定されていて、長崎の処刑場がカトリックの公式巡礼地になっているの走らなかったので驚いた。2020/11/29