内容説明
お釈迦さまが人間の悩みや苦しみを解き明かし、苦悩から解放されて幸せに生きるにはどうすればよいか、その実践法を説いたのが仏教です。日本の長い歴史のなかで、この国の文化の基盤のひとつになっています。
本書は、その仏教のエッセンスを、小学生にもわかるようにユーモアあふれるイラストと言葉で解説した「超入門」です。
「お釈迦さまの物語」や「仲間同士の仏さま」、「あなたを守ってくれる仏さま(守り本尊)」、「今も毎日使っている仏教語」、「お寺にあるもの(お寺めぐり)」、「お盆とお彼岸は何のためにあるのか(年中行事・仏事)」などなど、小学生にとっては「不思議な世界」である仏教に、楽しみながら親しめるつくりにしています。教養教育の一環としてもおすすめできます。
目次
第1章 お釈迦様はどんな人?
第2章 だれもが幸せに生きられる仏教の教え
第3章 仏教界のスーパーヒーローたち
第4章 インド・中国・日本のお坊さん列伝
第5章 お寺に行ってみよう
第6章 なんと、これも仏教語
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アキ
70
仏像は、釈迦の教えをわかりやすく伝えるために造られたキャラクター。如来・菩薩・明王・天に分けられる。釈迦とその弟子が始めた仏教が、インドから中国、日本へ伝わる中で、多くの経典が出来て、その土地に合わせて変容していったことが理解できる。日本では観音様とお地蔵さんが古来の神道と折り合いをつけて地域ごとに広がったんじゃないかな。「ありがとう」「がんばる」「ごらく」など日本語には多くの仏教がルーツの言葉がある。紀元前のインドで悟りを開いた釈迦に思いを馳せる。子供向けだが、山折哲雄が監修しており内容も信頼できる。2019/12/25
ショウジ
22
仏教の入門書です。お釈迦様はどのような人だったのか、どのような仏様がいるのか等よくわかります。第6章の「なんと、これも仏教語」というのはためになります。2020/12/10
千加
13
お釈迦様のことから絵本形式で始まり、仏教の教えとか、お経の登場人物とか、その役割とか図解や注釈で、そうだったんだ~と感心する。全体が見渡せて図鑑の良さが分かる。写真じゃなく絵が分かりやすい。そしてキャラクターが可愛い。うちの息子は大仏似。16才😆仏頂面っ。…そしてお釈迦様が説いた大切なことは、煩悩(ぼんのう)に負けない自分をつくろう…「煩悩の三毒」むさぼり(もっともっとほしい欲望の心)いかり(あの人ばかりズルイと人をにくむ心)おろかさ(どうしたら幸せになれるかを知らないこと)…物事を正しくみる事。 2020/05/05
今庄和恵@マチカドホケン室/コネクトロン
11
色々ともったいない本。キャラ絵というから漫画みたいなのかなと思ったら、山折哲雄さんの監修だけあって十二分な仏教解説だった。絵はむしろ邪魔。2021/09/24
よぶ
10
『ふむふむふむ…』と読んでいき『へぇ~分かりやすい』と思うも頭には入らなかった(;^_^A私の頭が弱いのかも。ただただ絵が可愛くて~♪2020/07/30