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内容説明
幼き頃から絶え間なく戦い続けた。愛する妻を喪い、「本能寺の変」で誰よりも敬愛する織田信長を討った。戦いに明け暮れたその男は、羽柴秀吉との天下分け目の決戦へと辿り着く。最期の時は迫っている。明智光秀。その男とは何者だったのか。そして、その男が伝えたかった本当の想いとは。現代に生きるすべての人々へ捧げる、戦国歴史ドキュメント。堂々完結。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あんちゃん🐳
11
歴史は勝者の論理で作られるというが、そりゃあ勝者がその後の世界をつくっていくのだから、その辺うまく取り繕うのは当然だ。そうでなきゃ人心はついてこない。光秀が謀叛人であることを差し引いても、本来、判官贔屓な日本人だから、秀吉はそれなりにうまく情報操作したのだろう。光秀は、あの信長から厚い信を得ていた人物だ。そんな短慮で愚かなはずがない。光秀を聖人に描きすぎてはいるが、この説はぐっと真実に近づいたものと思いたい。安土城消失も、その後、台頭する旧織田家臣との戦いを見据えていた者の仕業とみるのは、とても納得だ。2021/01/27
Tomoichi
8
結局、光秀を格好よく見せるために、秀吉を悪者に仕立て上げた物語。2021/12/28
マサトシ
7
全巻読了。新説「本能寺の変」。信長を殺したのは時代の意思か。2021/04/18
笠
7
4 完結。明智光秀を徹底的に美化して描いていたのは間違いないが、今まで散々逆賊、裏切り者、3日天下の金柑頭として描かれてきたことを考えると、ある意味バランスが取れたかもな。明智がどこまで民のことを考えていたかは知る由もないが、秀吉が本能寺の変を知っていたっていうのはほぼ通説になりつつある気がする。今後も戦国時代は様々なメディアで、様々な形で語り継がれていくだろうけど、本作の明智のイメージは多少なりとも後世に影響を与えるかもしれない。もちろん作品単体としても十分面白かった。2020/11/03
のっち
6
☆☆☆☆ 本編最終巻。光秀の、民の安寧の為に戦い、民によって殺されたというのが何とも皮肉で、彼の不運さも物語っているように思う。2021/10/11