- ホーム
- > 電子書籍
- > 教養文庫・新書・選書
内容説明
可愛らしいビーグル犬・スヌーピーの飼い主であるチャーリー・ブラウンは、小心者。優しい性格が災いして、いつも一人になると、人生とは何かといったことをつい考えてしまう。悩み多きこの主人公を中心に膨大な作品の中から「うつの心が癒される」という切り口で作品を選別。気分がすぐれず、「うつ」かなと思ったとき、チャーリーに再会して元気になれる一冊です!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
bura
51
読み友さんの「ピーナッツ」全集のレビューを読んで、久々にチャーリーブラウンやスヌーピーたちに逢いたくなった。図書館にあったこの本は「ピーナッツ」ファンの精神科医、香山リカがチョイスした選集。悩んだ時に効くかは別にして、深刻な問いかけをする仲間に「で、それがどうしたの?」と切り返すオチが肩の力が抜けて楽しい。シュルツ氏の約30年分位の作品からテーマごとに選んでいるので絵の変化を見るのも又、面白かった。晩年の絵はタッチが鮮やかですね。2021/09/11
ユメ
44
どんな時に読んでも楽しめる『PEANUTS』、ちょっと心が疲れた時に読むしんみりした感じも悪くない。人生をイニングごとに計画しようとしても、いつまで経っても相手の攻撃中なチャーリー・ブラウン。彼の悩みを周りはみんな適当にあしらうけれど、過剰な心配よりそちらの方が心地よい時もある。心の相談室でルーシーに一蹴された挙句5セント取られると、妙にスッキリしたり。生きる秘訣は「人生に慣れるまでだらだらしてればいいのよ…」というサリーの言葉をゴロゴロしながら読んでいたら、今日は今日でよかったという気がしてきた。2015/07/15
優希
38
まあいいかと背中を押してくれるようでした。よく悩んでしまいますが、そうかもしれないなと思えばいいのですね。2022/07/29
ユメ
38
やっぱり『PEANUTS』は私にとっての安心毛布だなぁと思う。「元気が出る」と言っても、心がパアッと晴れるわけではないけれど、クスッと笑えたり、少し気分が軽くなったりする。人生に特効薬なんてないから、もっと肩の力を抜いて生きれば?と言われているような。チャーリー・ブラウンが夜中に眠れなくて悩んでいても、スヌーピーはベッドの上で寝ているだけ。自己啓発的な答えは何も提示されない、そこが良いんだと思う。『PEANUTS』は、人生は思うように行かないこと、それでいてとてもシンプルで美しいということを教えてくれる。2014/10/13
ひめありす@灯れ松明の火
35
今年かな、去年かな、東京にスヌーピーミュージアムが出来たというニュースを聞いて、此処はスヌーピーが好きじゃない人にとっては面白い所なのかな、と思いました。そう言えば私もスヌーピーって読んだことない!正しくはPEANUTSなんですね。始めて逢うキャラクター達。それは子供の世界だけれど、大人の世界と全く同じものでした。単純な強弱や上下関係ではなく、強く出られなかったり、何かを許されていたり、触れてはならなかったり。特に恋愛関係の矢印がね、面白かったです。元気は出なかったけど次はよりぬきの別のを読んでみようかな2016/10/08
-
- 電子書籍
- 悪役令嬢な超かわいい私がブサイクな武器…