内容説明
命の保証さえない、非合法な脳開発実験。それを阻止すべく立ち上がった零央率いる《心の欠片(フラグメンツ)》と仲間たち。第一の関門、レグヌム城を落とした彼らを迎えたのは、盟友剛田からの宣戦布告――「《無敵艦隊(アルマダ)》」はヴァストゥーク城を攻め落とす」――だった。攻城戦終了まで、残り時間30分!零央は、実験中止の鍵を握る最強ギルド《高天原(セレスティア)》を落とし、学園の平和を守れるのか!? MMORPG×近未来学園、リアルとゲームが交錯する大人気シリーズ、いよいよクライマックス!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まりも
34
VRMMOを授業に取り入れた世界を舞台にした学園物語の最終巻。《無敵艦隊》のヴァストゥーク城攻略宣言をきっかけに、最終決戦が始まる話。誰一人として不幸な人を出さない、これ以上ないくらいのハッピーエンドでした。メインキャラ全員に見せ場を作り、それぞれが胸の中に秘めた想いを爆発させた戦闘シーンの数々は最終巻に相応しい盛り上がりと迫力があったと思います。エピローグできっちりとその後も描いてくれたし、不満要素を残さない見事な1冊でした。作者さんの次回作も期待してます。お疲れ様でした。2016/03/09
よっち
26
たった三名によるレグヌム城陥落を成功させた零央たちに沸き立つ校内。共闘を申し込んでいた《無敵艦隊》からいきなりのヴァストゥーク攻城宣言で事態が動き出すシリーズ完結巻。なるほどなあと思わせるような構図の変化から、主要キャラにもそれぞれ見どころをきっちりと作る攻城戦、そして戦いの中で明かされてゆく真実と因縁ある会堂との最終対決と、最後まで読み応えのある展開はとても素晴らしかったです。エピローグではきっちりとその後の顛末を丁寧に描いてくれていて大円団。終わってしまったのは残念でしたけど、次回作も期待しています。2016/03/08
アウル
18
完結。最終巻というだけあってバトル&バトルの連続だった。各バトルにキャラの見せ場があり熱かったな。途中で黒幕が分かったり、会長か妙に小物臭かった理由も判明し納得。大団円でみんなが幸せに終わったのも良かった。1巻から零央から想像できないほど成長したな。次回作も楽しみに待とう。2016/03/15
ツバサ
13
まさに大円団。みんなが幸せになって終わる、これ以上無い終わり方だったと思います。ただ、流れで無理やりペア組ませてる感がある2人組は残念。これで終わるのは寂しいですが、先生の次回作を楽しみに待ってます。お疲れ様でした。2016/03/31
しぇん
12
完結。皆幸せになっての大円団ですね。白熱のバトルが多くて満足でした。熱血だったりで好きな登場人物が多い作品でしたが、唯一ラスボスの会長だけ好きになれませんでした。最後はラスボスらしく頑張ってはいましたが。他の城主と比べると人間的魅力低すぎるような……。それ以外は好みの作品でした。2017/03/12