わきだせ!いのちの水 - 日本伝統の上総掘り井戸をアフリカに

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わきだせ!いのちの水 - 日本伝統の上総掘り井戸をアフリカに

  • 著者名:たけたにちほみ
  • 価格 ¥1,650(本体¥1,500)
  • フレーベル館(2020/03発売)
  • ポイント 15pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784577047972

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内容説明

日本が誇る伝統の「上総掘り井戸」を応用し開発途上国にいのちの水を! 国際支援と自分らしい生き方を考えるノンフィクション。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

りらこ

18
アフリカで井戸を掘る。掘って渡すだけではなく、上総掘りの技法をアフリカの大地で人々が自分たちで今後掘れるように、技術も伝えながら。その困難さは、想像するに余りある。しかし川に水を汲みに行って、危険なあまり川に落ちて命を落とす子どもや女性。泥水を沈殿させて、上澄み液を飲んで、コレラ菌に感染する人たち。井戸から出る水を飲んで、水というのはこんなに美味しいものなのかと驚きながら笑顔で飲む人々。水道を当たり前に享受する環境だと思っている事が当たり前ではない土地。大野さんの活動に触れられるこの本は良書。2019/09/23

絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく 

3
6年生ブックトーク授業2025/07/09

asisa

3
千葉県に残されている井戸掘りの伝統技術「上総堀り」を発展させ、アフリカで井戸を作る活動をしている大野篤志さんの活動記録。インターナショナル・ウォーター・プロジェクト(IWP)を創設し、井戸を作って終わりではなく、井戸を作る技術を伝え水に困っている人と寄り添う。こういう活動をしている人がいることを知ってほしい。月刊「こどもの本」2020年1月号紹介本。916/タ2020/03/12

Theodore

1
正直「なんだかなあ」という気持ち。水汲みは女の仕事らしいが、肝心の現地の女たちにまるで当事者意識がない。水を汲まなきゃいけないという事実に悩んでいるのは自分たち女であるはずなのに、誰1人として井戸掘りを手伝おうとしないのはどういうことなのか? 普通は自分たちが楽をするためなら男性陣を差し置いても「あたいがやる!」と申し出るのが筋だと思うのだが。現地採用されたワーカーが10人中10人男性というのが情けない。肝心なことを男性に任せっぱなしにしてるから、いつまでも女は活躍できないんだ。もっと積極性を持て!2022/02/28

genta

0
女性たちが何時間もかけて濁った水を汲みに行き、ときには命を失うこともある。そのような現地で「施し」ではなく日本の伝統技術を創意工夫しながら改良してきれいな水を必要としている人々が自分たちの力で現地で揃えられるもので井戸を掘れる技術を教えている大野篤志さんの活動を紹介。大野さんの過去の交通事故がきっかけでその後の進む道が広がったエピソードからどんな運命も悲観せず、前を向いて生きていきたいと思った。アフリカもずいぶん発展しているようだが、今現在もこのような状況は多くあるのだろうか?これから調べてみようと思う。2022/02/11

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