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内容説明
「嘘」は許されない。「恋」はもっと許されない。すこし未来。日本では16歳になると、政府から結婚相手が指名される世の中になっていた。根島由佳吏15歳は、日本の片隅に住む、うだつの上がらない少年。成績もスポーツも中の下。だがしかし、その胸に燃えるような恋心を秘めていた! 恋が許されない世界で、誰かを好きになってしまった少年の運命は‥‥!?
ある人にとって、恋は光だ。ある人にとって、恋は痛みだ。そんな中、誰かが言う。恋なんて全部嘘だ。それでも。他人が邪魔しようとも。他人が否定しようとも。「本人にとっては、その想いだけがたったひとつの真実だ。」数か月前の自分の言葉。それを自ら否定し友を傷つけた少年は、雨の中を駆け急ぐ。否定を、否定するために。根島由佳吏と仁坂悠介。ふたりの少年が、いま向き合う。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Mitsuru Umeda
18
迷走していた高崎さんと、 迷走しているネジと、 心にけりをつけた仁坂と、 やっぱり一途な莉々ちゃんと、 割り切っているようで割り切ってなかった一条さんと、 過去をずっと引きずる矢島くんと・・・・・・ よりも!よりも! 五十嵐さんかわいいよ五十嵐さん! これで五十嵐さん眼鏡だったら完ぺきだったのに。2020/03/31
ナギ
16
仁坂とネジの区切りはついた。高崎さんは何かを隠したままですがどうなる事やら。巻を追うごとに莉々奈派になっていきます。2021/02/16
葉鳥
11
仁坂の恋が、片想いが、「相手が他に好きな人が居たから」という理由で失恋として終わったのが本当によかった。そして巻末の父に打ち明ける話。お互いにとって生涯忘れることのない大切な相手であり、揺るぎない関係や想いになったことは、これから生きていく上で大きな支えになっていくんだとハッとさせられた。悲しいけど良かった。基と一条の関係にも一区切り。まさかの→基展開には驚いた。美咲が背負っているものはなんだろう。りりになにを言ったんだろう。2021/06/06
月子
9
なかなか確信に迫らないなぁ…ここまで続くとは思ってなかった(笑)2020/09/29
地下鉄パミュ
7
人が一つ前に進むのが如何に大変か。丁寧過ぎるほどに描いていて心が痛いです。物語も一つ一つ丁寧に進んで行きます。スローに感じる部分もあるのですが、女性ならではの心理描写は素晴らしいです。男の自分からすれば、『面倒だもう全部ぶち壊しちゃえ』となってしまいます。ああせいこうせいと思いながらも続きが気になる自分でした。2020/05/16