内容説明
高校三年生の俺・君塚君彦は、かつて名探偵の助手だった。
シエスタを失ってから一年が経ち、夏凪や斎川と出会い、シャルと再会した俺は、ある日、彼女たちと共に《シエスタ》に誘拐される。
そこで告げられるのは俺が『忘れている』らしいシエスタの死の真相。
探偵と助手の長くて短い旅の記録。
地上一万メートルの上空で始まる少年と少女の冒険譚だった。
「君たちには、どうか見届けてほしい。そして、私が挑んだ最後の戦いを──」
そうしてシエスタは語り出す。
どうして探偵がもう、死んでいるのかを。
一巻発売後、新人賞作品として異例の大反響となった第15回MF文庫Jライトノベル新人賞《最優秀賞》受賞作、追憶の第二弾!【電子限定!書き下ろし特典つき】
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
夜桜キハ
59
シエスタに誘拐された四人。ラノベ特有の軽い言い合いをし合う君塚、渚、シャル、唯。そこで、四人はシエスタと君塚の過去……どうしてシエスタが死んだか、その真相が分かる映像を見せられることに。シエスタと君塚の軽口にきゅんきゅんしながらも、今は探偵はもう死んでいることに悲しみながら、読み進めました。謎の幼女アリシアの登場。彼女の正体は……。知った時に愕然としました。一巻からの伏線が回収され……。シエスタが最期、何を思って死んだのか。シエスタの助手への想い。残された時間の語りでは涙が。やはり面白い。最推しなラノベ。2023/05/11
Takeshi Kambara
42
ドタバタと色々詰め込まれていた1巻の何故?が少しづつ明かされていく本書。探偵と助手のラブコメ具合にニヤニヤしつつ新キャラのアリシアやら強敵のヘル、他にも親玉が登場したりとまたまた収集つかないんでないのー?と思ってたらキレイに収まった。全ては最後の一行の為の布石だったのかな。何を語ってもネタバレになりそうなので語り辛いがとにかくヤバい!納得いくようないかないような…でもとにかくヤバい!!そして、お酒呑んだあの夜は…結局どーなったのかしら(〃ω〃)2023/01/26
よっち
39
シエスタを失い一年が経って夏凪や斎川と出会い、シャルと再会し、彼女たちとともにに誘拐された君塚。そこでシエスタの死の真相が語られる第二弾。前巻に引き続いて語られる超絶可愛い探偵・シエスタとコンビを組む助手・君塚で解決してゆく事件、ヒロインたちも嫉妬を隠せない仲睦まじい二人の阿吽の呼吸っぷりだけですでにおなか一杯な展開でしたけど、でも2巻が終わっても今いるヒロインたちとの物語としてはほとんど進んでないんですよね(苦笑)予想もしなかった流れにビックリしましたが、今度こそここからどう展開してゆくのか続巻に期待。2020/01/23
しぇん
38
なるほど。一巻地点で死んでしまっていた探偵の事件の真相編。ここまで込みで一巻という感じの構成は見事でした。後書きがないのも物語の余韻に浸れてよかったです。ヘルとシェスタは裏表の関係な気がしますから、今後の展開にも期待です。2020/05/24
星野流人
38
1巻の過去、探偵がまだ生きていた頃のエピソード。最初は「2巻目にしていきなり過去編? 夏凪たちを置いてけぼりにしてないか?」と思いこそしましたが、物語はやはり圧巻です。熱くなるバトル展開から、伏線の数々、愉快なやり取りからラブコメまでありとあらゆるエンタメを取り込みまくった楽しい1冊でした。読み終えたときには「なぜ、2冊目がこのエピソードだったのか?」という疑問点も解消されていて、むしろ読んだことで1巻の物語が更に補完された感じがありました。新キャラのアリシアはかわいいだけでなく、何度となく驚かされます。2020/03/13
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