内容説明
東京の歌舞伎町ではないもう一つのカブキチョウって、知っていますか? そこは明治大正のようなレトロな街並み、異形の者たちが跋扈する不思議な街。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
雅
48
今作で完結となるこのシリーズ。最後まで『想い』の温かさを感じました。那由多やクロ助の成長も良かったし、前シリーズのキャラも勢揃いして大円満なラストでした2020/04/28
ありす
34
2シリーズに渡ったあやかしの町の話もとうとう終わり。東京の上空を覆う暗雲。クロ助を手に入れるため虚路が動き始める。狭間堂を失いかけた華舞鬼町は暗い空気が流れ始めるが、那由多や円の働きで虚路に立ち向かう空気に。クロ助の大活躍で平穏を取り戻す。余話では幽落町からも皆が集まってお祭り騒ぎで嬉しかった。【シリーズ7作目・完結】2022/01/16
よっしー
19
これにて完結。那由多の成長ぶりが良く分かるシリーズでした。円さんが狭間堂さんを心配する所もあり…お互いに大切な存在なのだと改めて感じました。そして、虚路も良い夢を見れたラストだったのではと。隣町の華舞鬼町と幽落町、なぜ行き来がないのかと不思議に思っていましたが、那由多の事を思っての結果だったのですね。だからこそ、最後に前シリーズの登場人物が沢山出てきて、嬉しくなりました。自分も前向きに頑張ろうと思わせてくれる、素敵なシリーズでした。2020/10/10
スイBLスキー
15
終わっちゃったー!生まれ故郷の今を追いかけながら読んできたこのシリーズ。最後にみんなでてきてくれて、これまた懐かしい顔ぶれにこちらまで嬉しくなった。素敵な時間をありがとうございました。2020/01/15
はなうさぎ
12
シリーズ最終巻。貧乏神のクロ助を中心としたお話。那由多の将来や狭間堂の最後の謎も明らかにされた。改めて完全最終巻なのだという感慨を深くする。これは私だけかも知れないけれど、クロ助が福の神にならなかった事で余韻が残り、この物語は不滅です!みたいな感じで良いかも。 始まりの一冊を読んでから足かけ5年。幽落町と華舞鬼町、併せて17冊。 ほっこり楽しませて頂きました。 これで終わりだと思うと寂しいですが、 おばけ町に行きたくなったら再読することにいたしましょう(*^_^*) でも番外編、期待しています!2020/01/31