角川ホラー文庫<br> 華舞鬼町おばけ写真館 夜の語り部とふっくらカルメ焼き

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角川ホラー文庫
華舞鬼町おばけ写真館 夜の語り部とふっくらカルメ焼き

  • ISBN:9784041070031

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内容説明

「虚路は人から忘れられそうになったら、姿を現す」それは人に忘れられてしまったらその概念は消えてしまうからだ、と狭間堂から説明を受ける那由多。一方、浮世と華舞鬼町では拍子木の怪談と神隠しの事件が増えているという。「火の用心」のような声かけの後、聞こえる拍子木を打つ音。それを聞いた人が消えてしまうという話だ。しかし、那由多の姉・茜が行方不明になってしまう! 境界に閉じ込められたのか?那由多は狭間堂とともに、境界の中にある映画館を探す。そこで虚路の故意により祖父の形見だったカメラを壊してしまう!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ひめありす@灯れ松明の火

49
街談巷説。都市伝説。そこに「あるかも」知れないから探してしまうもの。探すことが「呼び出して」しまうもの。一番怖いのは、一体なあに?でも一度気付いてしまったら、もう元には戻れない。知らなかった事にはならないの。そんなおどろおどろしい展開からあっという間にいつもの優しい物語へ。狭間堂さんの善人パワーが最大限に発揮されていました。そんな彼の中からもハちらちらと顔を出すのはいつも驚いてばっかりの優しい青年の面影。マフラーの君もついに正体が。いつばれちゃうのかなーって楽しみにしていたので、嬉しい半分寂しい半分です。2019/04/29

ありす

40
誕生日に父から一眼レフを買ってもらった那由多。一方で、虚路によって壊されてしまった祖父のカメラ。祖父のカメラを失いはしたけど、新しくやりたいことを見つけた那由多。今回は姉の茜が怪奇に巻き込まれ、憧れのあの人との再会を果たす。虚路に対峙するため、狭間堂、那由多、そして円が力を合わせる。円がどんどん丸くなってきているのが嬉しい。特に余話での狭間堂とのシーンが暖かくて好き。【シリーズ5作目】2022/01/14

29
大切なモノを失ってしまう事で、ようやく変われる状況がなんか切ないし、ちょっとやきもきする。でもみんなの変化がカワイイです2019/05/21

坂城 弥生

27
円が手に入れたかったものがちょっと微笑ましかった。2019/10/15

メルル

20
何か起こるのかと思いきや肩透かしを食らった。意外とあっさり解決しちゃうのね。那由多は少しずつ成長しているが、もっと強くなって欲しい。悩んでばかりの主人公は辛い。狭間堂と円が話の中心だったかな。サブタイトルがちょっと厳しい。毎回、食べ物を盛り込んでくるが物語に関係があると思えない。サブタイトルにするほどではないだろう。2019/03/19

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