内容説明
北の傭兵王、東の皇太子、南の巨人(シェハーヌ)英雄鼎立。その時、オリエントの歴史は動く――。1つの天空に、3つの太陽は輝けない。北の傭兵王が仕掛け、東の皇太子が起つ時、オリエントの均衡は崩れる。バービルムに忍び寄る叛乱の影に、動き出す神秘の王子・ハンムラビ。若き獅子らの前に立ちはだかる南の巨人(シェハーヌ)。少年と少女は、今、戻れない道行きへ――。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
葉つき みかん
2
アッシュールの王、シャムシ・アダドはかっこいいキャラだが、私はエシュヌンナの王子のイバル・ピ・エルが軽妙なキャラで好きだ。シャムシ・アダドの娘エレールは少し鬱陶しい。2015/09/26
Saiid al-Halawi
2
シャムシ・アダドの娘は好きじゃない。新たに登場した王子はイイ。そしてアウェール=ニンウルタみたいな小役人的立ち位置の人間はもっといい。2012/08/07
Koning
2
さすがに、2巻ともなると慣れないラノベ風味にもなれて読むスピードが上がる。確かにキャラクターが漫画なんだけど、巧い具合にできてるよね。つかエシュヌンナの王子っ(w。いや、こういうのアリなのだろうか(w。ま、面白くなって来た(でもオリンピック中継@ストリームでロードレースを5時間みちゃったり馬術を流してたりする影響で読む時間が(汗2012/07/30
TNS_20
2
地理感が徐々に見えてくる巻です。大陸系の戦もの好きの人にはたまらないと思います。 やはり世界観がうまく作りこまれているのがよいですね2010/07/13
ふじさん
2
一巻に引き続き面白かった。ただ、今回は主人公たちよりもその周辺の人物たちの描写に紙幅の大半を割かれているような印象で、大河ノベルの分量の少なさが仇になってしまっている気がした。世界観も人物同士の駆け引きも面白く、メインキャラクターも出揃いつつあるようなので、本格的に物語が動き出すであろう次巻に期待したい。2010/01/21