父母恩重経

著者名：ひろさちや【著】

講談社（2022/10発売）

• ISBN：9784061864658

内容説明

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もう一度しっかりと考える親と子のあり方。 動物のかわいい親子写真もいっぱい。 大きな文字・総ルビ（ふりがな）で読みやすい。―― 一家に1冊。 子供からお年寄りまで、みんなが楽しめます。

● 父母からうけた恩は返さなくてもよい
父母の恩は、布施でなければなりません。そして、父母の恩が布施だとすれば、わたしたちは「恩返し」をしてはいけないのです。恩返しをしたとたん、それはギブ・アンド・テイクになってしまい、布施ではなくなってしまうからです。――（本文より）

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[りんふぁ]

様々な動物の親子の写真が入っている。文字も大きい。最初に原文と訳、のちに解説となっている。大乗にでき、インドではなく中国で作られた仏典を偽経と呼ぶのは知らなかった。これは偽経になるそうだが、十分仏陀の教えはあると思う。親に葛藤があり、苦手なお経ではあったが、解説を読んでストンと腑に落ちた。どんなに否定しても、親は親。そして物心つく前にどれだけ愛情を注がれていたのか覚えてないのも事実。我見に捕らわれず、感謝が湧いた。

2017/03/31

[アムリオ]

「恩を返す」のではなく、「恩を布施する」という部分はハッとさせられた。 give&takeな貸借関係ではなく、見返りは求めずに与えきる。習慣化できるように実践していきたい。

2023/04/26