内容説明
架見崎。誰も知らない街。高校二年生の香屋歩と幼馴染の秋穂栞が訪れたその場所には、戦争があった。人と人が対立し、殺し合い、奪い合う。そんな世界で、二人はかつての親友トーマと再会する。架見崎で二年余りを過ごした彼女は、最大の領土を誇るチームの「伝説」となっていた……。食い違う現実。開かれる戦端。謎の核心「ゼロ番目のイドラ」。死と涙と隣り合わせの青春劇、第2弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヤクモ
37
架見崎シリーズ第2弾。八月をループし続ける誰も知らない滅びた街である架見崎で延々と繰り返される能力者達による領土争い。親友の"ウォーター"ことトーマと再会した香屋歩。最大の領土を持ちトーマが所属する"平穏な国"、最強の"PORT"、"キネマ倶楽部"に属する栞達が匿われている"ミケ帝国"と対立する"ブルドックス"に、最強の戦士"月生"。各陣営の思惑を読み、歩は自らの能力の秘密を武器に、臆病者の戦略を駆使して被害を最小限に食い止め引き分けに持ち込もうとする。世界の謎の鍵を握る「ゼロ番目のイドラ」とは何か。2020/02/22
ピース
36
登場人物が魅力的。月生はそこにいるだけでいい。黒猫は生き返るんだろうか?!家屋はとにかく調整型のようだが、もっと攻撃的になったら面白いかもしれない。2022/11/22
アズマ
36
色々と思惑が絡み合っていて今後どうなるのかが楽しみです。2019/11/17
Junichi Yamaguchi
34
『親友に、魔法使いがいるんですよ』… シリーズ2作目。 臆病者は怪物なのか? この世界、町にとって大きな展開。 この世界に夢や希望は落ちてるものなのだろうか? 次巻も大いに期待して。。2021/01/03
さばかん
34
ちょっと小難しいが面白いので意外とすらすら読める。 とにかく先が気になる。結果が気になる。結末が気になる。2019/12/28