新潮文庫nex<br> さよならの言い方なんて知らない。(新潮文庫nex)

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新潮文庫nex
さよならの言い方なんて知らない。(新潮文庫nex)

  • 著者名:河野裕【著】
  • 価格 ¥649(本体¥590)
  • 新潮社(2019/09発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784101801636

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内容説明

あなたは架見崎の住民になる権利を得ました――。高校二年生の香屋歩の元に届いた奇妙な手紙。そこには初めて聞く街の名前が書かれていた。内容を訝しむ香屋だが、封筒には二年前に親友が最後に残したものと同じマークが。トーマが生きている? 手がかりを求め、指定されたマンションを訪れると……。戦争。領土。能力者。死と涙と隣り合わせの青春を描く「架見崎」シリーズ、開幕。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ピース

42
陣取りゲームの世界に入り込んだ加屋と秋穂。二人ははキネマ倶楽部という弱小国に入りそこで軍師のように振る舞い戦果を上げる。最後に前の世界からの友達で先にこの世界に来ていたトーマと再会するが…一体何が起きたのか?テレビドラマの終わりに衝撃的なことが起きて「来週に続く」という終わり方だった。続きが気になる。2022/09/04

アズマ

40
河野さん初読みです。ゲームの設定が面白くて壊れた街、という世界観も好きで、頭脳戦なので読んでいてどうなるのか想像つかなくて面白いです。かなり気になる終わり方だったので次も読みます。2019/11/04

ヤクモ

39
架見崎シリーズ第一弾。自己の保身のために正体を隠して世界平和創造部としていじめを無くす活動をしており、「ウォーター&ビスケットの冒険」というアニメをこよなく愛する香屋歩と秋穂栞の元に突然届いた架見崎の住人になる権利を得たという謎の手紙。招待されたマンションを訪れた二人は気が付けば滅びた世界「架見崎」に居た。タイトルと表紙からは想像できなかった異世界異能力バトル。およそ戦闘に役に立つとは思えない能力を選択した歩が目指すのは、姿を消した旧友トーマとの再会と争いの無い世界の構築。果たしてその行方は如何に。2020/02/22

さばかん

35
失礼な言い方だけど意外と面白かった。     元々共著だってこともあり、著者らしいところとらしくないところが混在して良い感じになっている気がする。      能力バトル的な感じだけどメインは戦略なあたりが著者らしくて良きかな。     そしてミステリーでもないのに仕掛けをしてくるあたりも著者らしい。      続きが気になるエピローグで続きが楽しみ。2019/09/29

まるぼろ

34
サクラダリセットや階段島シリーズでお馴染みの河野裕先生の新シリーズです。「架見崎の住人になる権利を得ました」と言う手紙を受け取った香屋歩と秋穂栞は消えた友人の手がかりを求め指定されたマンションへ向かうが…と言うお話です。シリーズの開幕としてはとても面白いお話でした。香屋や秋穂のキャラクターもとても良いですし、前2シリーズがそうだっただけに今シリーズでもカエルやネコやフクロウ、あるいは…に魔女の関わりがあるのでは等とも伺えて色々な意味で面白かったです。→2019/09/22

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