新潮文庫nex さよならの言い方なんて知らない。９（新潮文庫nex）

著者名：河野裕【著】

新潮社（2024/07発売）

• ISBN：9784101802893

内容説明

賢者の円卓。通称「PORT」の頂点に君臨した男、ユーリイ。架見崎で最強のチームを率いた彼は、常に「王」だった。優雅で、強く、美しく。しかしまったく本心を見せない、謎の王様。ゲームの勝者に最も近いとされた彼は、心の奥底では何を求めていたのか。ユーリイの「生きる意味」とは？　その過去を知るタリホーと対峙するとき、王の真実が明らかになる。孤独と自覚の青春劇、第９弾。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[ベイマックス]

シリーズも長くなり、人物やチームなど混乱しつつ読み進む。文字としての物語では限界か。10巻が2025年夏の刊行とのことで「運命の」とついているので最終話なのかな。どう決着がつくのかは期待する。

2024/10/05

[寂しがり屋の狼さん]

賢者の円卓。通称『PORT』の頂点に君臨した男、ユーリイ。架見崎で最強のチームを率いた彼は、常に「王」だった。優雅で、強く、美しく。しかしまったく本心を見せない。謎の王様。ゲームの勝者に最も近いとされた彼は、その心の奥底では何を求めていたのか。ユーリイの「生きる意味」とは？。その過去を知るタリホーと対峙するとき、王の真実が明らかになる。孤独な架見崎の王。ユーリイの真実に迫るシリーズ第9弾。(⁠◕⁠ᴗ⁠◕⁠✿⁠)

2025/05/26

[よっち]

賢者の円卓。通称「PORT」の頂点に君臨した男ユーリイ。彼の過去を知るタリホーとの対峙から架見崎で最強のチームを率いた男の真実が明らかになる第9弾。優雅で強く美しく。しかしまったく本心を見せない謎の王様。ゲームの勝者に最も近いとされた彼は、心の奥底では何を求めていたのか。タリホー視点も交えながらユーリイを浮き彫りにしていく一方で、架見崎という世界が一体どういうものなのか、これからどういう方向に向かおうとしてるのかもだんだん見えてきていて、この物語も終盤に向かう中どんな結末に繋がるのか気になるところです…。

2024/07/30

[ピース]

最初から最後までユーリィの回。ユーリィとタリホーの関係は切ない。そんなユーリィもいなくなってしまった。香屋はどうするのか？次回も楽しみ。

2025/04/26

[陸抗]

ユーリイが何を見て、何を感じていたか。彼の目線で少しだけ明かされる。タリホーとの関係になんと名前をつけたらいいのか。それは二人がこっそり考えていそう。香屋は、他の面々が三次元で物事を考えているなかで、一人四次元で考えていた…。自分がどんな状況なのか正確に把握して、そこから生き残る方法を探るにしても凄すぎ。

2025/05/26