光文社文庫<br> 偽りの墳墓~鬼貫警部事件簿~

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光文社文庫
偽りの墳墓~鬼貫警部事件簿~

  • 著者名:鮎川哲也
  • 価格 ¥550(本体¥500)
  • 光文社(2019/09発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784334734220

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内容説明

浜名湖東岸の温泉街で、土産物屋のおかみ・いくが首吊り死体で発見された。自殺を偽装した痕跡があったことから、多額の保険金を掛けていた夫・捨松(すてまつ)が疑われるがアリバイが崩せない。さらに、保険会社の依頼でいくの死を調べていた美人調査員が殺される、第二の事件が発生。やはり真犯人は捨松なのか!? ところが事件当日いくを訪ねてきていた第三の男の存在が浮上して……。巧緻を極めたトリックに鬼貫警部が挑む!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

セウテス

66
鬼貫警部シリーズ第8弾。元々短編であった物を、リライトした作品。土産物屋で見つかった女将の首吊り遺体には偽装工作の跡が見え、夫に容疑が懸かるのだが、死亡時にはアリバイが成立する。さらには女将の保険金を巡って、調査をしていた女性が殺害される。鮎川作品王道のアリバイ崩しですが、最初の事件から話の展開が、予想出来たものとは全く違いびっくりします。逆に現実の事件だと、この様な話の流れになるのではと思います。普通ポイントとなるメモや万年筆も、そのままでは使えない二捻り位したヒントであり、推理のやり甲斐在る作品です。2015/11/05

☆エンジェルよじ☆

18
面白かった~2つの事件の犯人はタイプが違うけど頭いいなぁ。丹那刑事は今回もがんばりましたね~鬼貫さんはいいとこどり(笑)ラストがよかった。2011/11/30

kochi

15
本格推理とは、「19時から接待だから、X時に会社を出て、Y時Z分の電車に乗って、少し早足で歩けば、10分でレストランまで着けると考えながら、今夜はどんな話をしようかと頭をめぐらす」ことに少し似ているのかもしれないと、この本を読んで、改めて認識。あっ、全然違いますか、すいません。2010/10/03

タツ フカガワ

13
浜名湖沿岸にある温泉地の土産物屋で女将の首吊り死体が発見されるが、自殺を装った殺人事件として捜査が始まる。その後、女将に掛けられていた保険金について調べていた女性調査員が他殺死体で発見される。今回のアリバイ崩しは難しい。が、それだけにゲーム感覚で楽しめました。2019/07/30

ホームズ

12
中々面白かった(笑)ちょっと第1の事件がオマケ的になってしまった感じはありましたね(笑)もちろん重要なものではありますが(笑)しかしやっぱり丹那刑事がガンバっていますけどね(笑)鬼貫警部が今まで以上に目立たなかったな~(笑)結末は結構楽しめましたけど(笑)2010/12/19

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