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内容説明
ナチス政権下のドイツで密かに造られたヒトラーのDNAを受け継ぐ子供達がいた。その目的は「完成された人種」をつくること。1940年、たったひとり生まれていた「完璧な子供」、6番目のゼクスは、ほかの12人の抹殺指令を出す。9番目のフランツ・ノインは、その護衛のテオ・ベッカーとともに襲撃を逃れて生き延びる。
数々の死と危機を超え、ついにノインの異能が覚醒。“同期”と呼ばれるその力は、人の生死すら超越するものだった。ゼクスとDr.Uはノインの目覚めにより極秘計画を次のステージへと進める。果たして“同期”とはなんなのか、そしてその力を使ったナチスの野望とは――?衝撃の第5巻、ついに発売!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
thee birdmen
24
同期する人間こと「ジンクロニザトアー」という言葉の意味と、その成り立ちが丁寧に描かれた五巻。同期の才能を開花させた主人公ノインはナチスが侵攻したポーランドでその能力を見せつけます。抹殺するはずだったノインの利用価値に気付いたナチと、悪魔のようなその能力を封じようと動き出すライジンガー、その一方でノインを総統として崇め守ると誓うテオ。それぞれの思惑が複雑に絡み合い混沌が面白さにさらなる拍車をかけています。楽しい。既刊はここまで。早く次の巻出ないかなぁ。2019/12/11
ぐうぐう
19
ヒトラーの遺伝子を持つ子供、ゼクスとノイン。彼らが〝同期〟という能力を備えているのは、ある意味では当然のことと言える。父であるヒトラーは、大衆を扇動し、総統に上り詰め、ジェノサイドを実践するまでに至ったのだから。そんな彼らは、不死のシステムを内包していると言われる。それもまた、当然のことかもしれない。ヒトラーの思想が、世紀を超えた現在も、ネオナチ等により脈々と受け継がれていることを考えると。2019/09/07
毎日が日曜日
5
★★★★ 2019/09/08
サイド
2
難しい!2021/08/14
チョコろん
1
ノインがいよいよ化け物のようになってきた。アンチヒーロー? この路線をぶち抜くのは意外だった。同期は自白教唆にも使えるのか。レジスタンスの長の結末は意外だったし、純血主義がもたらす悲劇にここでも触れることに。エルフは読みが浅いし夢見がちだね……。それ以上にエヴァ・ブラウンの描かれ方が憐れ。対峙するゼクスがずば抜けて優秀なんだけど、それにしても足りない感じ、足りないのを理解できてない感じの描かれ方。ゼクスにあまり好かれてないのが伺われるあたりにも、憐れさに拍車がかかる。ゼクスが再来しそうで次巻も楽しみ。2020/07/14